アニメ「SSSS.DYNAZENON(ダイナゼノン)」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
蓬の告白と夢芽の返事
もう怪獣出なくなってダイナゼノンを使わないなら、みんなで会うことも少なくなって、そういう普通のこともしなくなるのかな。
SSSS.DYNAZENON 第11話(Abema TV)より引用
南さん、怪獣がいなくなっても、ダイナゼノンに乗らなくなっても、俺は、南さんと会いたい。
好きです。付き合ってください。
SSSS.DYNAZENON 第11話(Abema TV)より引用
第11話でついに夢芽に告白した蓬ですが、シズムの介入により返事を聞けないまま戦闘を迎えます。
夢芽の返事は視聴者の想像に任せるという展開をとるため、本編としては夢芽の返事を明確に描くシーンはないまま終わります。
しかしこれまでの文脈としては夢芽は蓬の告白をOKしたという説が有力と考えられます。
解説
夢芽の心の変化
時間をさかのぼると、物語を通して夢芽も蓬のことが気になるようになっていった経緯が読み取れます。
ちせがダイナソルジャーに蓬と一緒に乗った際、どこか嫉妬のような目を向ける夢芽。
さらに第6話。
蓬がクラスの女子と談笑しているところを見る夢芽。
すでに夢芽にとって心のよりどころとなっていることがわかります。
そして第9話。
夢芽は蓬を花火大会に誘いますが、蓬は「みんなで行く」と勘違いします。
これに対し少し怒るというか寂しそうな夢芽。
結局ダイナゼノンでの戦闘のため花火大会には間に合いませんでしたが、みんなでする花火に浴衣で参加します。
夢芽にとって頼れる人である蓬
夢芽「だったら、もっと頼ればよかったのに」
香乃「でもやっぱり迷惑かけたくなくて、無理しちゃったのかもしれない。
だからさ、あの人を責めないでね。
夢芽はちゃんと、人を頼りなよ」夢芽「それは最近、わかった気がする」
香乃「そっかぁ。
やっぱり、少し羨ましいな」SSSS.DYNAZENON 第10話(Abema TV)より引用
第10話では香乃との対話にて、蓬の存在の大きさを夢芽自身が自覚している様子がわかります。
この前である第9話では、ちせにより蓬の存在の大きさに夢芽は気づかされます。
第10話の姉妹のやりとりは、姉の死を受け入れる描写であると同時に、夢芽が蓬への自分の気持ちを自覚できたという描写を担っていることが予想できます。
二人で行った墓参り
こうして夢芽は家族と行ったことすらない香乃の墓参りに蓬を誘います。
夢芽にとって蓬はすでに特別な存在となっていることがわかります。
告白に返事をしようとした夢芽
そして第11話、蓬の告白に対し返事をしようとした夢芽。
声が出る前にシズムが介入したため何を言おうとしたかわからない展開になります。
しかし口元がアップになったシーンを見ると、
口を大きく開けたア行の音を言おうとしていることがわかります。
さらに、息を大きく吸った間(ま)のある言葉であることも予想できます。
以上から、感情のこもった「はい」などが自然なのではと考えられます。
少なくとも「ごめんなさい」などの単語では口の動きや間の長さが不自然です。
蓬の告白の言葉も敬語であった点、夢芽も蓬のことが好きである描写が以前から十分描かれていた点を考えると、「はい」という可能性が高いのではと考えられます。
本編