本来、仕事を定時で帰るというのは当たり前のことなのですが、残業が多い日本では後ろ指を指されることも少なくありません。
基本的に、定時で帰っても嫌われないかどうかは会社の雰囲気によるところが大きい。
個人の力だけで完全にコントロールできるものではありません。
しかしその一方で、
同じ会社でも、定時退社で嫌われる人とそうでない人がいるのも事実でしょう。
定時退社しても人から嫌われにくくする方法はなんでしょう?
よく、「結果を出せば誰も文句は言わない」という考えを聞きますね。
確かに間違ってはいません。
けれど、結果を出し続けてないといけない状況って疲れますよね。
「すべきことはきちんとする」というのは定時退社で反感をかわないためには大切です。
けれどこの「すべきこと」が「人より結果を出す」ことかというと微妙に違います。
「すべきこと」とは「協調性を持って仕事に取り組む」ということです。
人の仕事を手伝う。「~しましょうか?」と親切な心を持つ。
自分の仕事だけで完結せず、周りの人達の仕事にも目を向ける。心を配る。
そいういう思いやりの積み重ねが、定時退社する際の周りとの感情のクッションになります。
マメな報告もポイントです。
マメな報告は上司や同僚の信頼を獲得できます。
信頼を築いておくことが、定時退社をスムーズにします。
角が立たない理由を準備しておくのも大切です。
それを声高らかに言う必要はありませんが、聞かれたら答えられるくらいにはしておきましょう。
補足記事:定時で帰るための理由や言い訳一覧
「仕事が終わったらすぐに子供を保育園に迎えに行って、夕飯を作っている」
例えば相手のそういう事情を知っていると、残業をお願いしづらいものです。
その人の生活の背景を知っていると、残業を頼みづらいものです。
もちろんその生活が暇な感じではダメです。
万人が納得できそうな多忙さを周りにそれとなく知っておいてもらうのです。
保育園の迎え、習い事、通院。
理由はいろいろありますが、仕事とは関係ない生活感を出すことで、相手も情がうつるものです。
定時退社したり残業したり。
自分のスタンスにブレがあると周りも「残業しようと思えばできるんだな」と思うでしょう。
定時退社したいならそれを習慣化するくらい貫くということも大切です。
定時退社が習慣化すると、周りからの理解も得られやすいです。
いろいろ書きましたが、冒頭でも述べた通り定時退社の要因は会社の雰囲気によるところが大きい。
定時退社が難しいブラック企業なら、まずは転職を考えてもいい場合があります。
同じ会社であれこれ悩み続けても、鬱になるかもしれませんしね。
「今の仕事は嫌いじゃないけど、もう少し定時で帰りたいな」
そんなふうに思うとき、今回紹介した方法を試してみてもいいかもしれません。
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定時で帰ること、人に嫌われること