自分で言ってしまったなどは別にして、
副業が会社にばれる主な原因は税金関係になります。
前回の記事:初心者が知っておきたい副業のいろは①
副業によって収入が増えると、税金の額も変化します。
会社員の場合は税金の処理は会社がしてくれるので、変化した税金の額を見て会社が副業の存在を知る。
そんな流れです。
副業が税金をきっかけにばれるのは、
本業の会社でまとめて税金が処理されてしまうためです。
所得税にせよ住民税にせよ、何もしないと本業の給与と合算して処理されてしまいます。
たまたま事務の人が見過ごすケースもありますが、基本はばれると考えておいたほうがいいでしょう。
副業がばれないためには副業分の税金を別に納める必要が出てきます。
副業に限ったことではないですが、働くことで得る収入にはいくつかの種類があります。
給与所得とか事業所得とか配当所得とか不動産所得とか。
この中で最も基本となるのが給与所得。
給与所得とは会社やアルバイトなどどこかに勤めて雇い主からもらうお金。
そして「その他」に該当するのが雑所得。
雑所得とは1回限りのライター業務など「一発屋」的な収入。
副業で収入を得る場合、だいたいがこの「給与所得」か「雑所得」になるでしょう。
副業がばれないためにはこれら副業分の所得にかかる税金を本業とは別に処理したいわけです。
しかしこれが案外難しい。
市町村によっては別々に納めることに対応していない場合があるからです。
自分が住んでいる市町村の役所に確認して、
副業分の税金(主に住民税)を本業とは別に納付する手続きができなければ、ばれずに副業することは不可能と考えていいでしょう。
非常に残念ですが。
それでも副収入を得たいと思ったら、
・ばれる覚悟で副業をする
・許可をもらってから副業をする
のいずれかを選択することになります。
あるいは、それ以外の方法をとります。
それ以外の方法とはなんでしょう?
例えば株などの資産運用。
その会社の雰囲気にもよりますが、
アルバイトなどの副業より株などで手堅い資産運用をするほうが周囲の理解は得やすいものです。
もちろん自分から過剰に株をやっていることを言う必要はありませんが。
メルカリをはじめとして数多くのフリマアプリが最近はありますね。
基本的に、不要品を売るというとは、「買った額より売った額の方が小さい」です。
転売やよっぽど大量に売って「仕入れ」より「利益」が出ない場合は仕事と見られることはないでしょう。
副業と言わないまでも、「ちょっとお小遣いを稼いでみたい」くらいなら不要品処分からやってみてはいかがでしょう。
ネット上で仕事をできるクラウドソーシング。
例えば有名なところでいくとクラウドワークスやランサーズなど。
ランサーズの場合、利益が一旦アカウントに記録され、しかるべき時に銀行に振り込まれます。
個人の所得としてカウントされるのはこの銀行で振り込まれたときです。
つまり銀行に振り込まれない間は所得として計算されないわけです。
稀なケースになりますが、
1年後に会社をやめるなど明確な計画があるのなら、
クラウドソーシングで稼いで銀行振り込みは保留し、会社を辞めてから現金化するというのも一つの方法です。