「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
ファイナルステージのミハエル
コース特性に合わせた比較的妥当な作戦をとったアストロレンジャーズ・ロッソストラーダ・ビクトリーズに対し、ややミハエルの好奇心でメンバーの振り分けが行われたアイゼンヴォルフ。
ビクトリーズはマシンがそれぞれ異なるため例外ですが、アストロレンジャーズとロッソストラーダはマシンが得意なコースにそのチームのエースが配置される作戦をとっています。
これに対し、まったく逆のパターン、つまりエースを最も不利なコースに配置することになったアイゼンヴォルフ。
ファイナルステージは各チームの作戦やスタンスの違いもおもしろい点かと思います。
シーンの解説
アイゼンヴォルフのマシン特性
ファイナルステージの3日間はストレート・テクニカル・複合コースで構成されています。
性能自体も高速型で、なおかつツヴァイフリューゲル・ツヴァイラケーテという必殺技を持つベルクカイザー。
一方で、アクティブサスペンションを持つバックブレーダー、リアステアリング機能を持つディオスパーダ、バスターソニックやスピンバイパーを所有するビクトリーズ。
アイゼンヴォルフは他チームよりテクニカルコースに対しては不利です。
アイゼンヴォルフに有利なコースは1日目で、本来優勝を狙うならこの1日目でできるだけタイムを稼いでおく必要があります。
第2セクションを走るミハエル
3日目の最終コースで1位になったチームが勝ちというファイナルセクションでは、(2日目に走ったマシンは負担が蓄積されてはいるものの)とりあえず3日目はメンバー全員が走るという作戦をとります。
このため1日目と2日目の振り分けが重要であり、ここでチームごとの個性が出ます。
アイゼンヴォルフの場合、無敗神話をほこり最も勝率が良いミハエルが、1日目と2日目に走ることが本来はベストな選択のはずでした。
1日目の有利なコースでタイムを稼ぎ、2日目はメンテナンスで温存、3日目で全力を出すという算段です。
しかしながら、ミハエルは山越えのテクニカルコースというあえて難しいコースを走破することに魅力を感じてしまいます。
この楽観的な選択が、第2セクションの稀有なレース展開を招くこととなります。
本編
補足記事