「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
マグナムダイナマイトとは?
マグナムダイナマイトとは、マグナムトルネードが使えなくなったビートマグナムにとっての新しい必殺技です。
サスペンションを利かせた大ジャンプにより走行距離を大幅に短縮します。
第39話で初登場するものの、発動条件が厳しいため多用はされない技となります。
解説
ビートマグナムの特性
ビートマグナムはサイクロンマグナムよりダウンフォースが効きすぎているため、マグナムトルネードが使えなくなっています。
その背景にはサスペンションや大型ウイング、その他のビクトリーズのメンバーのマシンを参考にした各種パーツ性能が関わっています。
一方で、ビートマグナムが大径ホイールを採用したため最高速は伸びたものの、サイクロンマグナムの頃よりさらに坂道が苦手になってしまいました。
このような背景の中で生まれた新しい必殺技がマグナムダイナマイトです。
元々マグナムトルネードも苦手なS字カーブで意図的にコースアウトし、再度コースに戻ることでショートカットをするというアイディアから生まれました。
マグナムダイナマイトもトルネードと同様に、苦手なコースを一発逆転のきっかけにする「ピンチをチャンスに変える必殺技」と言えます。
マグナムダイナマイトの原理
マグナムダイナマイトは傾斜と距離が非常にある下り坂がないと発動できません。
加えてウイングとサスペンションが下り坂を走る際の負荷を十分に受け止めるようセッティングしておきます。
下り坂を利用して通常以上に加速したビートマグナムは、平道に最高速のまま入ることで車体が地面にこすれるほど負荷を受けます。
これによりサスペンションが反発し、ビートマグナムは一旦前輪が上がるいわゆるウィーリーの状態になります。
ウィーリーの状態になったビートマグナムは、車体の前方が風を受けシャーシが過度に屈曲します。
結果としてサスペンションに強い負荷がかかり、その反動でビートマグナムは勢いよくジャンプします。
まさにダイナマイトの勢いで大きくジャンプしたマグナムは、一気に走行距離を短縮します。
高い距離から勢いよく着地したビートマグナムは路面の空気の流れを急激に変えるため、後方は瞬間的に乱気流のようなものが発生します。
第39話ではこれにより後方のベルクカイザーはツヴァイラケーテの態勢を崩されます。
以上のように見た目も派手で強力な必殺技であるマグナムダイナマイト。
しかしながら、走法からわかるように、マグナムダイナマイトは急勾配の長い下り坂とそのあとの十分な直線がないと成功しないため、かなりシチュエーションが限られる技と言えます。
ただしこれは別の見方をすると、バックブレーダーのパワーブースターに匹敵する最高速を持つビートマグナムは、このくらい長い坂道以外はピンチになり得ないというスペックの高さを表しているとも言えます。
本編解説
補足記事