切りの良い数字ということで、年収1000万円。
年収が1000万円あるとずいぶん生活に余裕がありそうですね。
自分が年収1000万円になれたらいいな。
年収1000万円の人と結婚できたらいいな。
そう思う人はけっこういるかもしれません。
けれど、実は年収1000万円を目指すってけっこう効率が悪いことなのです。
まず前提として、日本に年収1000万円超えの人ってどれくらいいるのでしょう?
男女差がややあるものの、だいたい
日本で年収1000万円以上の人は人口の5%前後です。
つまりこれはどういうことかと言うと、
年収1000万円になりたい人は上位5%の有能な人にならないといけないということです。
年収1000万円の人と結婚したい人は、上位5%の魅力的な異性にならないといけないということです。
上位5%って、結構ハードル高いですね。
自信がある人ならいいですが、「自分は平凡だしな」と思っている人は結構難易度高いですよね。
年収1000万円稼ぐような特別な人と同じように、平凡な自分が幸せになる方法はどんな方法でしょう?
まず原則として、年収1000万円ってけっこう税金をとられます。
日本は累進課税という仕組みです。
累進課税とは、所得が多ければ多いほど、引かれる税金の割合が増えるという仕組みです。
ちなみに日本の場合、最大で4~5割くらいの税率になってしまいます。
所得の半分近くが税金でもっていかれるわけです。
累進課税により、所得に応じて税率が変わります。
年収1000万円と500万円ではかかる税金の割合が違うのです。
これはつまりどういうことか。
例えば夫(年収1000万)と妻(専業主婦)の世帯収入は1000万円です。
夫(年収500万)と妻(年収500万)の共働き世帯も1000万円です。
同じ世帯年収ですが、税金の割合が違うので共働き世帯のほうが手取りは多くなります。
このように、同じ世帯収入の額でもその内訳により手取りは異なります。
年収1000万円ってけっこうハードル高いけれど、
400~500万円くらいならずいぶん現実味が出てくるのではないでしょうか?
自分の年収を400~500万くらいにして、同じくらいの人と結婚する。
そっちのほうが年収1000万円の人を見つけてアタックするより割に良さそうです。
それに、お金で得られる幸せというのは心理学的に上限があります。
お金で得られる幸せは世帯収入800万(夫婦で400万ずつ)くらいで頭打ちします。
このことからも、共働きを選んだほうが手堅いと言えます。
お金はあるに越したことはないと多くの人は思っています。
けれど、そこから一歩踏み込んで「具体的に」考える人は意外と少ないものです。
年収1000万円あるといいなあと思う人は多いです。
自分が年収1000万って厳しいなあと思う人も多いです。
けれど、実際は別の方法があります。
年収1000万円になるより、自分が年収400~500万円になって同じような人と結婚するほうが現実的で達成しやすいのです。しかも得られる幸せは同等かそれ以上。
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