アニメ「ゾイドワイルドZERO」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
最強兵器「荷電粒子砲」
アニメ「ゾイドワイルドZERO」も含め、
シリーズ通して最強の兵器とされる荷電粒子砲。
ゾイドのシリーズは大きく3期あり、
1期は1980年代の初代ゾイド。
2期は2000年代、初のアニメ化である無印ゾイドを含む世代。
3期が2020年前後、ゾイドワイルドシリーズを含む世代です。
これらを通して、
荷電粒子砲の歴史を見ていきたいと思います。
荷電粒子砲とは?
荷電粒子砲の歴史
第1期
初代のゾイドは今では考えられないくらい強力なゾイドが登場する世代ですが、
その中でも荷電粒子砲を持つゾイドとして象徴的なのがデスザウラーでしょう。
その強さは令和の時代になっても色褪せません。
玩具でもエネルギーをチャージする荷電粒子供給ファンがモーターと連動して動きます。
しかし口内の荷電粒子砲はあまり再現されておらず、そのあたりが残念と言えば残念です。
第2期
アニメによって第2次ブームを起こしたゾイド。
第2期の象徴的なゾイドの1つと言えばジェノザウラーですね。
フットロックによる体の固定、
尾の廃熱機構の展開。
体全体を使った荷電粒子砲発射形態のカッコよさを生み出した名機ですね。
新しい世代のゾイドですが、
設定としては荷電粒子砲の威力はデスザウラーに劣ります。
しかしそれが逆にブレードライガーとのライバル関係を際立て、数々の名勝負を生み出すことになります。
玩具としては尾の廃熱機構が再現されていないのが残念ですね。
ただ口内の荷電粒子砲はしっかりと再現されていてそこはいいなあと思います。
そして荷電粒子砲のテクノロジーを大きく進化させたジェノブレイカー。
荷電粒子を効率よく供給する
荷電粒子コンバーターを装備した初めての機体です。
これにより荷電粒子砲の連射が可能になります。
玩具としてはジェノザウラーを流用しているので、ギミック的にはあまり変化はありません。
そして後発のバーサークフューラーは荷電粒子砲を拡散型と収束型に切り替えることができます。
さらにビームライフルと同時発車するフルバースト形態のカッコよさも印象的。
しかし、純粋な荷電粒子砲の威力としてはジェノブレイカーのほうが設定は上です。
玩具としてはモーターと連動して尾の装甲が開くのがgoodです。
第3期
そしてゾイドワイルド世代の荷電粒子砲であるオメガレックス。
アニメではサリーのペンダントがなければ荷電粒子砲が打てないという、なかなか不自由な設定です。
また位置付けとしてはデスザウラー級ですが、フットロックでの固定が必要なのが残念。
そのため歴代のゾイドとしては強さは微妙ですね。
ただ玩具では口や収束シールドがモーターと連動して動き、
ギミックとしては歴代で最も面白い機体ではないでしょうか。
おわりに
1980年代から長く続いているコンテンツであるゾイド。
しかし後発の機体が必ずしも前の世代より強いかというとそうでもなく、古い機体も色褪せない魅力を持っていますね。
機体性能のインフレを程よく抑えながら歴史を重ねているのはゾイドのおもしろいところだなあと思います。
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