「GRIDMAN UNIVERSE」シリーズのネタバレを含みますのでご了承ください。
裕太を送ったバイクの男性
映画「グリッドマンユニバース」にて、裕太をジャンクショップまでバイクで送ってくれた男性は、原作「電光超人グリッドマン」の主人公をネタにした人物です。
「SSSS.GRIDMAN」「SSSS.DYNAZENON」でも度々登場し、「GRIDMAN UNIVERSE」シリーズの作品ではお馴染みの演出となっています。
解説
バイクの男性の正体
「グリッドマンユニバース」に登場したバイクに乗った男性は、原作「電光超人グリッドマン」の主人公「翔直人」を演じた「小尾昌也」氏が声を担当しています。
また、この男性のキャラクターデザインは現在の小尾昌也氏に外見に似せており、本作およびシリーズの遊び心が見られます。
映画にて裕太をバイクの乗せ、ジャンクショップまで送ってあげる男性。
この際の「ギリチョンセーフ」という言葉は「電光超人グリッドマン」で翔直人が言ったセリフと同じであり、セルフオマージュと言えるでしょう。
バイク乗りの男性は「SSSS.GRIDMAN」および「SSSS.DYNAZENON」でも度々登場しています。
「SSSS.GRIDMAN」では第6話、ヴィットがジャンクショップの店番をする中、キーボードの購入を検討する客として登場します。
「SSSS.DYNAZENON」では第5話、プールの監視員として登場。また最終話で蓬達の学園祭に(セリフのないモブ的な立ち位置ですが)客としても登場します。
演出と正体の解説
メタ的には、原作の主人公が大人になり今作の主人公を支えるという演出が感慨深い「グリッドマンユニバース」。
しかしながら、厳密にはこのバイク乗りの男性が「電光超人グリッドマン」の主人公「翔直人」と同一人物かと言うと微妙であることもわかります。
裕太達の世界はアカネが創った世界、蓬達の世界はその世界を模倣してグリッドマンに創られた世界(宇宙)です。
現実世界を舞台にした「電光超人グリッドマン」の「翔直人」が、裕太達の世界および蓬達の世界にそのまま存在はできません。
(もちろんアカネのように現実世界から介入している説も無きにしも非ずですが)
このため、「電光超人グリッドマン」の「翔直人」が裕太達を助けたというよりは、そのように見えるような演出・遊び心があったと解釈するほうが自然かもしれません。
ちなみに、演じた「小尾昌也」氏はすでに芸能界を引退しているので、にもかかわらず「GRIDMAN UNIVERSE」シリーズに出演してくれていることも胸熱要素の1つかと思います。
「グリッドマンユニバース」伏線・小ネタ一覧
参考資料