グリッドマンユニバース ボイスドラマ「アクセプターは鳴らない」伏線解説

 「GRIDMAN UNIVERSE」シリーズのネタバレを含みますのでご了承ください。



劇場入場者プレゼント「アクセプターは鳴らない」

グリッドマン ユニバース【GRIDMAN UNIVERSE】本予告|2023年3月24日(金)全国公開!(ぽにきゃん-Anime PONY CANYON)(youtube)より引用

 映画「グリッドマンユニバース」の劇場入場者プレゼントであるボイスドラマ「アクセプターは鳴らない」。

 裕太の恋愛相談を聞くため、蓬(と夢芽)が裕太達の世界線に訪れます。

 タイトルの「アクセプターは鳴らない」は、裕太が恋愛相談をするためアクセプターを介して試しにグリッドマンに話しかける様子に起因します。

 最終的にグリッドマンが登場することはありませんでしたが、通信音がラストに鳴り、「アクセプターは鳴らない」と思いきやアクセプターは鳴り、グリッドマン達とのつながりも感じることができます。



解説

あらすじ

「SSSS.GRIDMAN 第1話」(Abema TV)より引用

SSSS.DYNAZENON 第11話(Abema TV)より引用

 良かれと思ってサプライズで六花を温泉(スパ)に連れてきた裕太。
 しかし唐突な温泉に六花はあまり楽しめず。

 六花は用事を思い出したという口実でその場を離れてしまいます。

 裕太は蓬に電話をして相談。その場に居た夢芽も事情を知り、蓬と夢芽は裕太のところへ来ます。
(世界が異なるにもかかわらず電話はつながり、移動も2代目が手助けし行えた模様。このあたりはボイスドラマゆえのギャグ的なノリと言えます)


嫌われないことは、好かれることと近いようで遠い

 嫌われないことは、好かれることと近いようで遠いんですよ。
 喧嘩しないのはいいことかもしれないけど、喧嘩できないっていうのはちょっと寂しいことかもしれないね。
 近いのに遠く感じてしまう。
 2人の距離が近いからこそ、お互いが見えなくなってしまう。
恋愛って、そういうものじゃないかな。

グリッドマンユニバース ボイスドラマ「アクセプターは鳴らない」より引用

 ダイナゼノンのボイスドラマ、第√36回「適度に喧嘩しなさい」に通ずるような、喧嘩をすることの大切さ。

 良い意味での喧嘩をできず離婚に至った母を持つ蓬。
 衝突を避けて距離を置いたまま姉を失ってしまった夢芽。

 蓬・夢芽が裕太・六花より「喧嘩ができる」のは単に付き合いが長いからだけでなく、家族背景に基づく無意識の価値観もあるのかなと思います。

 冗談っぽく言ってはいますが、夢芽の「近いのに遠く感じてしまう」といった言葉を姉である香乃のことを踏まえて聞くと、また考えさせられる面もあります。


冷静だったらそれはもう恋愛じゃない

 冷静だったらそれはもう恋愛じゃない!

グリッドマンユニバース ボイスドラマ「アクセプターは鳴らない」より引用

 「SSSS.DYNAZENON」本編からは考えられないくらいテンションが高い夢芽。

 しかし鳴衣といるときやボイスドラマの言動を踏まえると、これが本来の夢芽の性格なのかなとも思えます。

 「SSSS.DYNAZENON」本編とボイスドラマおよび映画を通した夢芽の変化は、「GRIDMAN UNIVERSE」作品のおもしろい点の1つだと思います。



ボイスドラマ 一覧

アニメ「SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)」についてのページです。 適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。 ...
アニメ「SSSS.DYNAZENON(ダイナゼノン)」についてのページです。 適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。 ...



参考資料

 
 
 

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