椿ちゃんの正体は?
アニメ「クレヨンしんちゃん」の映画作品である「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」。
非常のまとまりのある構成と展開でクレしん映画の中でも傑作の1つと思います。
そんな「夕陽のカスカベボーイズ」のヒロインである「椿ちゃん」。
「椿ちゃんはシロではないか?」という仮説がファンの間でささやかれたことでも有名な本作。
実際のところは、
「椿ちゃん」と「シロ」に関連性はなく、「椿ちゃんは映画の中の人物であり、しんちゃんの世界には存在しない女の子」というのが椿ちゃんの正体です。
今日は「夕陽のカスカベボーイズ」における椿ちゃんについて。
椿ちゃんはシロなのか?
映画の中に閉じ込められたカスカベ防衛隊と野原一家。
この映画の中からいかにして元の世界に戻るかというのが「夕陽のカスカベボーイズ」のあらすじになります。
そして元の世界に戻るために大きく貢献してくれるのが、本作のヒロインである「椿ちゃん」。
しんちゃんが「大人のお姉さん」に惹かれるのはお決まりパターンであり、
クレしん映画は「大人のお姉さん」がヒロインとしてゲスト出演するのもお決まりパターンです。
そんな中、
中学生相当の容姿である椿ちゃんがヒロインであり、しんちゃんが恋心を抱くのは非常に珍しいケースです。
そんな椿ちゃんですが、しんちゃん達が元の世界に戻ってくるとその姿はありません。
「映画の中の存在だった」という結論で野原一家やカスカベ防衛隊のみんなは理解します。
一方で、視聴者としては「椿ちゃんはシロだったのではないか?」という仮説が有名になりました。
「椿ちゃん=シロ」説を裏付ける点はいくつかあり、
- シロだけ映画の世界にいなかった。
- しんちゃん達が元の世界に帰るために非常に重要な役割をした。
- 椿ちゃんだけ裸足である
などです。
椿ちゃんはシロとして映画は作られたのか?
椿ちゃんはシロなのでしょうか?
そういう目で映画を改めて見てみると、確かにそう思えてきます。
しかしながら「椿ちゃんはシロなのか?」の答えはすでに出ていて、
椿ちゃんはシロではありません。
これの理由は、
「夕陽のカスカベボーイズ」の監督である水島努氏が「椿ちゃん=シロ」として映画を作ったわけではないという旨を述べています。
作った人がそう言っているのですから、そうなのでしょうね。
まとめ
「夕陽のカスカベボーイズ」のヒロインである椿ちゃん。
物語の流れから、「椿ちゃん」は「シロ」なのではないかという仮説がありますが、それは視聴者のミスリードです。
監督としてはそういった意図はなくて、
あくまで「椿ちゃん」は映画の中でしか存在しない人物です。
とは言うものの、監督本人も「そう言われればそう見えるなあ」と思う部分もあるらしく、
たまたま「椿ちゃん=シロ」に見える構成になっていたというのが実際なのでしょう。
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参考資料
『カスカベボーイズのつばきのこと。(ネタバレありです)』(月夜の上機嫌)2019年5月19日検索