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プリンセスプリキュアの敵キャラのクオリティが高い
「Go!プリンセスプリキュア」。歴代最高傑作との評価も多い作品と1つですね。
玩具の売り上げや子供へのわかりやすさなどを考えると必ずしも1番の作品とは言えないのですが、
そのしっかりとした構成は、大人の鑑賞にも耐えうるクオリティであると思います。
そんな「Go!プリンセスプリキュア」のクオリティの高さを象徴する要素の1つが敵キャラです。
プリキュア本人達だけでなく、敵キャラの掘り下げが見事なのが「Go!プリンセスプリキュア」の魅力の1つです。
今日はプリンセスプリキュアの敵キャラの解説です。
プリンセスプリキュアの敵キャラが魅力的な理由
プリンセスプリキュアの敵キャラがなぜ魅力的かと言えば、それぞれのキャラクターが差別化されてしっかり掘り下げがなされているから。
プリキュアは女児向けアニメであるがゆえに、子供にも理解しやすいシンプルな構成と飽きさせない工夫が必要になります。
さらに1クール(約3カ月)で終わるアニメも少なくない昨今、1年という放送期間で子供を飽きさせないためには、必然と敵の数を増やして次から次に登場させる手法になりがちです。
次の作品の「魔法使いプリキュア」と比較するとわかりやすいのですが、
プリキュアシリーズは敵の組織や幹部が次々入れ替わっていくことが少なくないです。
ゆえに頭数としては多くなり、一人一人の敵キャラを掘り下げず噛ませ犬のようにあっという間に出番が終わるキャラもちらほら。
一方で、
プリンセスプリキュアはほぼ幹部の3人のみで戦います。
前半と後半で幹部それぞれの内面の変化を描くことでキャラを掘り下げつつ、飽きさせない展開になるようにしています。
プリンセスプリキュアの敵キャラ
プリンセスプリキュアの敵キャラは
- ディスピア
- クローズ
- シャット
- ロック
- トワイライト
- ストップ
- フリーズ
です。
そしてディスピアはボスとして戦闘は終盤のみ。
トワイライトは後のキュアスカーレット。
ストップ&フリーズはクローズの手下としてほぼ行動を共にする。
ゆえに三銃士といわれるクローズ・シャット・ロックの3人が本編の戦闘はほとんど関わります。
クローズ
初回から最終話まで登場した名敵キャラ。
第1話登場の敵は噛ませ犬的な立ち位置で、早々の退場も珍しくない中、最後まで活躍した名キャラです。
シャット
他の敵が「強くなって違う一面を見せる」一方で、
強くなる同僚達に置き去りにされて葛藤や苦悩を経験するシャット。
この幹部3人が3人とも強くなって再登場するという単純な展開にならないのがプリンセスプリキュアの魅力。
ロック
ボスに反逆するというかたちで他のキャラと差別化されているロック。
プリキュア達との最終戦は映画並みの作画とクオリティ。
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