プリンセスプリキュアが大人目線では歴代最高傑作という説




プリンセスプリキュアが大人目線では歴代最高傑作という説

女の子向けアニメとして数多くのシリーズがあるプリキュア。

シリーズによって雰囲気も構成も微妙に異なるプリキュアですが、

大人目線で見ると「Go!プリンセスプリキュア」が歴代最高傑作であると思います。

以下、その理由を。


「Go!プリンセスプリキュア」とは?

シリーズの立ち位置

「Go!プリンセスプリキュア」はシリーズ12作目のプリキュアです。

「ふたりはプリキュア」など複数のシリーズを持つプリキュアもいるので、

プリンセスプリキュアは作品としては12作目ですが世代としては10代目にあたります。

「Go!プリンセスプリキュア」の概要

「強く、優しく、美しく」がキャッチコピー。

「プリンセス」「夢」がテーマのプリキュアになっています。

ここで言う「プリンセス」というのは本物のお姫様というよりは、身のこなしや心の持ち方に重点を置いていう感じです。

人々の夢を奪い、絶望させようとする敵「ディスダーク」と、夢を守るために戦うプリキュアのお話です。

「Go!プリンセスプリキュア」のあらすじ

全寮制の中学校、「ノーブル学園」に入学した主人公の春野はるか。

「素敵なプリンセスになりたい」という夢を持ち、友人がディスダークから夢を奪われようとしたところを助ける形でプリンセスプリキュアである「キュアフローラ」に変身する。

その後、仲間と出会いながらプリンセスプリキュアとして人々の夢をディスダークから守っていく。


「プリンセスプリキュア」の魅力

夢を大切にするメッセージ性

本作は「夢を持つことの大切さ」を全面に出した作品です。

メッセージ性の強さという意味では「HUGっと!プリキュア」などのほうが露骨です。
ジェンダーフリーや出産・育児に対する見解などが盛り込まれています。
要するに社会に対する問題提起的な。

一方、プリンセスプリキュアは「夢」というものに対するメッセージ性に終始一貫している感じ。

例えば主人公のはるかが大切な人に夢を否定されて挫折するシーンがあります。(第39話)

はるかは挫折から一人で立ち直るんですよね。

普通、こういうときって「仲間から励まされて」って展開が多いと思うのですが、

夢は「誰かに否定されたからやめる」ではなく自分が望んで叶えようとするものという周りに流されないスタンスを伝えてくれています。

技の使いこなし

プリキュアは玩具販売の促進のためどのシリーズもけっこうなアイテムが登場します。

で、よくあるのがステッキなどに装着して固有の技を発生させるタイプ。

プリンセスプリキュアも例外なく12個前後のアイテム、「ドレスアップキー」が登場します。

当然、ドレスアップキーの数だけ技があるのですが、この使いこなしがしっかりしている。

次の作品である「魔法使いプリキュア」などもそうなのですが、

プリキュアはシリーズによっては技の違いや特性がいまいち消化しきれていない。

その一方で、
プリンセスプリキュアはそれぞれの技の特性がしっかりしていて、プリキュア達もその特性を適材適所で使っている。

1つ1つ技の性質も違うし、きちんと住み分けができている。

例えばキュアトゥインクルは攻撃技の「ミーティア・ハミング」と防御に使える「フルムーン・ハミング」など。

で、ここがプリンセスプリキュアのクオリティ高いなと思ったところなのですが、

主人公であるキュアフローラのみ技の特性が被っているのです。

これが物語の後半に活かされていて、

仲間たちのステッキを借りて通常はやらない同時攻撃をします。

技の特性が同じキュアフローラだからこそできる二刀流なわけです。

この、仲間の武器を使ってアイテムを同時使用するシーンはけっこう珍しい試みなのではないかと。

敵キャラの魅力

技同様に、敵キャラもきちんと魅力を出しきっているのもプリンセスプリキュアの魅力かと。

プリンセスプリキュアの敵は、ボスであるディスピアとその幹部3人+α。

基本はこの幹部3人がプリキュア達と戦います。

「魔法使いプリキュア」や「HUGっと!プリキュア」など、

プリキュアはシリーズによっては敵が多すぎてそれぞれのキャラクターをうまく消化できていない感があります。

その点、

プリンセスプリキュアは、少ない敵の数でもそれぞれの描写を丁寧にすることでマンネリ化せず、飽きさせない構成になっていると思います。


まとめ

プリンセスプリキュアは非常に丁寧な構成で大人もうならせるアニメです。

一方で、子供にはわかりにくい点もあり、正直万人受けするプリキュアシリーズではないかなと思います。

なので、あくまで
プリンセスプリキュアは大人目線での歴代最高傑作だと思います。

プリンセスプリキュアの最高傑作具合は、
たとえば神回と称される第39話「夢の花ひらく時!舞え、復活のプリンセス!」を見てもらうと実際に感じてもらえるのではと思います。