「映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」のライト(light)なレビューです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
「オールスターズメモリーズ」の評価
「映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」を見ました。
個人的には、
1:すごく悪い
2:悪い
3:普通
4:良い
5:すごく良い
の5段階評価だと、
オールスターズメモリーズは「4(良い)」かなぁと思います。
印象としては、
人にプリキュアの映画を1つ勧めるとしたら、候補には挙がるけれど決定打に欠ける。
平均点は高いけれど突出した魅力があるかと言えば微妙な「無難な優等生」といった印象です。
「オールスターズメモリーズ」の感想
「オールスターズメモリーズ」はプリキュア15周年という区切りの年の映画ですね。
見どころとしては
数年ぶりのオールスター登場、
初代プリキュアと今期プリキュアのコラボ
という例年とはまた違った内容で公開前から注目されていました。
実際の作品としては、
非常に勢いのある構成で観ていて気持ちがいい作品でした。
例年同様、絵もきれいで、動きもダイナミック。
オールスターズという登場人物が非常に多い映画でありながら、
全てのシリーズのプリキュアが技の使用を含めた見せ場があります。
その一方で、
オールスター登場というただでさえ登場人物が多い中、個々の見せ場に例年以上に尺を割いている分ストーリー性がややかすんでしまう印象でした。
あくまで歴代プリキュアの動きを楽しむ映画という印象が強かったです。
考察や見どころ
映像やアクション
例年同様、きれいな作画でCGも使われています。
先述の通り、
全てのシリーズのプリキュアが技の使用を含めた見せ場があり、この華やかさが「オールスターズメモリーズ」の一番の魅力だと思います。
その一方で、世界観や幻想的な雰囲気といった点では「ドリームスターズ」などのほうがいいのかなあと思います。
ストーリー
ストーリーはあくまで子供向けで、「大人も感動する」演出かといえば微妙かもしれません。
小さくなってしまったさあや達をはながあやす過程で育児鬱っぽい落ち込みになったり、なぎさが変身できないのに敵に立ち向かうなど考えどころや見せ場はあるのですが。
やはり先述の華やかさを優先するためにストーリーは駆け足になっている印象です。
プリキュア達の心の揺れ動きなどに関して言えば「キュアモフルン」などのほうがおもしろかったかなあと。
笑ったとこ
本筋とは関係ないところなのですがおもしろかったところを。
はな達はみんなで幼い頃の話をして、アンドロイドであるルールーは赤ちゃんの時代がない。強いて挙げればアンドロイドの「幼い頃」というのは「ねじ」ではないかという話題になります。
その後、敵である「ミデン」が現れ、プリキュア達は幼い姿になってしまいます。
無事だったキュアエールは幼くなった仲間を抱きかかえるのですが、地面にたまたま転がっていたネジをルール―だと思って大事に抱えるのですね。
あとから幼い姿になったキュアアムールも登場するのですが。
細かい見どころ
敵であるミデンは奪ったプリキュアの記憶を知ることができ、かつプリキュアの技も使えるようになります。
また、記憶を手に入れたためかプリキュア達の口癖も真似ます。
ミデンを通すことによって、
歴代のプリキュアの技や口癖を従来のオールスターズより多めに聞けるのも「オールスターズメモリーズ」の魅力かと思います。
まとめ
そんな感じで、
「映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」はおもしろかったです。
5段階評価でいくと個人的には「4(良い)」。
基本的にはおもしろいけれど、ものすごく突出しているかと言えば微妙なところかと。
今までプリキュアの映画を観たことがない人に勧めるなら、充分お勧めできる作品ではあると思います。
個人的には、
変身できないのにミデンからの攻撃の盾になるなぎさのシーンが最も感動しました。
そこからほのかが記憶を取り戻し、キュアブラック&キュアホワイトに変身。
はなも落ち込みから立ち直り、
ミデンをキュアブラック&キュアホワイト&キュアエールが応戦。
という流れはけっこう熱いなあと思います。