「月曜日の友達」について、結末の解説です。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
「月曜日の友達」の結末(ネタバレ)
小説のような綺麗な文体と、白黒のコントラストが芸術的な漫画である「月曜日の友達」。
アニメ化はされていませんが、amazarashi氏の「月曜日」のMVが作られたことも話題になりました。
漫画は全2巻で完結します。
最終的に月野と水谷は校庭から空を飛ぶ超能力体験をすることに成功します。
物語の中で自身の夢や生き方を少し見つけた水谷。
水谷はそのことを月野に話します。
月野は水谷に遠回しの告白をしますが、それは互いに答えを求めるような類ではなく、二人の関係性は語られることのないまま物語は終わります。
月曜日の友達とは?
大人びていく周囲についていけない、子供心を持った中学生の水谷。
水谷はクラスの中で不思議な雰囲気を放つ月野と出会います。
そして月野と水谷は、ふとしたことがきっかけで、毎週月曜日の夜に学校で会う約束をします。
主に中学生の思春期における葛藤や友情、恋心を独特の世界観で描いた漫画が月曜日の友達です。
全2巻というコンパクトな巻数。
具体的な展開
中学生になったことを機に急に大人びていく友人達。
その変化と自分の差に悩み戸惑う水谷。
そんな中、水谷は月野と出会います。
月曜日の夜に超能力の練習をしているという、一風変わった生徒の月野。
しかし変わり者同士というか、二人は互いに引かれ合い、次第に友情を深めていきます。
物語が進む中で、二人は互いの思いのすれ違いから距離ができてしまいます。
落ち込んだりお互いを気にかけつつもうまく関係を修復できない水谷と月野。
しかし自身を振り返る時間や友人の助けもあり仲直りをすることができます。
そしてクライマックス。
二人が仲直りをできたことがきっかけであるかのうように超能力が発動。
二人は空を飛ぶことができます。
互いの夢や思いを話し、物語は終わります。
おわりに
明言はされないものの二人の関係性は一生続くというよりはどちらかというと限定的で、大人になっていく中で関係性が変わっていくことが感じ取れます。
そういった思春期の限られた期間で育まれる友情や思い出を、月曜日の友達はよく表していると思います。
補足記事