「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦」に関するページです。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
アッパレ!戦国大合戦の時代考証
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦」は、時代考証の観点からも評価が高い作品です。
つまり舞台となる戦国時代を(子供向けアニメ映画と思えないほど)正確に掘り下げています。
こういった点や物語の内容から、アッパレ!戦国大合戦は「大人の鑑賞に耐えうるクレしん映画」と評価される一方で、「子供向け映画として逸脱している」と批判されることもあります。
解説
細かな戦の描写
歴史の知識があまりない人でも、「描写が凝っているなぁ」と比較的わかりやすいのは石を敵の頭上に投げて攻撃する飛礫(つぶて)のシーンではないでしょうか。
鉄砲や刀といった子供受けする派手な戦闘だけでなく、こういったリアルなシーンも描かれています。
リアルではあるがグロテスクではない戦の描写
時代考証と少し話は逸れますが、「アッパレ! 戦国大合戦」は戦の描写が非常にリアルだなぁと思います。
「アッパレ! 戦国大合戦」は他のクレしん映画と異なり魔法やSFテクノロジーがほとんど登場しません。
このため戦闘シーンも非常に武骨でリアルなものとなっています。
先述の飛礫によって倒れていく兵。
鉄砲の弾が当たるものの兜で防ぐことができた又兵衛。
鎧をかすめる又兵衛と真柄太郎左衛門直高の刀。などなど。
流血などのシーンはなく、「アッパレ! 戦国大合戦」の戦闘シーンはリアルでありながらグロテスクさはない大人も子供も見ごたえのある描写となっています。