小説および映画「かがみの孤城」に関するページです。
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かがみの孤城のつまらないところ・ツッコミどころの考察
基本的に「かがみの孤城」は誰もが観やすいおもしろい映画だと思います。
しかし全面的に褒めるだけでは意見がないのと一緒なので、良い意味での「批判的思考」・頭の体操としてかがみの孤城のツッコミどころを考えます。
解説
さすがに時代の違いに気づくのではないか
さすがに1年近くも過ごしていれば、互いの時代が異なることに気づくのではないでしょうか。
かがみの孤城において「それぞれの時代が違う」のは大きな伏線ですが、登場人物達がこれに気づくのが遅すぎる感が個人的には否めません。
不登校で学校のことを話しにくいのであれば、なおのこと時代を反映した話題(最近好きな映画や音楽、食べ物etc)が出そうなものです。
例えば孤城での期間が1か月などある程度短期間であれば互いの時代に目が向かないかもしれませんが、約1年はさすがに長いのではと思います。
願い事が叶うという漠然さ
「鍵を見つける」ということと「願いが1つ叶う」というリスクとリターンがあまり釣り合っていない印象も受けるかがみの孤城。
オオカミさまにもどうしようもできないこと(門限など)があるように、孤城にはある程度の秩序がある様子。
そのような中で、「願い事がなんでも叶う」なら、それ相応の労力が必要なのではないでしょうか。
しかしその労力は「鍵を見つける」だけであり、言うなればローリスクハイリターンの課題。(ましてやリオンがいるので孤城の謎を解くことは十分可能なメンバー。)
「鍵を見つけると、見つけた人の悩みが1つ解決する」くらいのしておいたほうが、パワーバランスが取れたのかなと思ったりします。
かがみの孤城の伏線一覧