小説および映画「かがみの孤城」に関するページです。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
アキ(井上晶子)のその後
アキ(井上晶子)と喜多嶋先生が同一人物であったという点は、物語における大きな伏線の1つであったと言える「かがみの孤城」。
孤城が消滅したその後、アキは自身らと同じ境遇の子供達を助けるためにフリースクールの先生となります。
成人したこころとも交流を持ちながら、生まれた時代が異なる孤城のメンバーを支えていきます。
解説
アキの将来
ウレシノの時代になっても、いるんだね。
私達みたいな。でもさ、鏡の城があれば、助け合えるよね。
たとえ、記憶を失くしても。映画『かがみの孤城』より引用
孤城での最終日、互いの生まれた時代を確認しながら未来にも不登校の子供がいることを知ったアキ。
孤城での経験がアキの将来に大きく影響を及ぼしたことは想像に難くないでしょう。
フリースクールの先生となり、また結婚し姓が「喜多嶋」となったアキ。
こころと再会した際に記憶が残っていたかは微妙ですが、少なくともこころに手を引っ張られ助けてもらった感覚は、言葉にならない形で残っている様子がうかがえます。
このときアキはこころに対して「大丈夫だから。大人になって」と心の中で語りかけます。
孤城で助けてもらったときのこころの言葉を、今度はアキがこころに語りかける胸が熱くなる展開と言えます。
喜多嶋先生のその後
アニメ映画「かがみの孤城」は映画入場者特典として物語のその後を描いたポストカードが配布されました(公開終盤ではこれらがエンドロールでも流されました)。
こころは学校に通えるようになったあとも、リオンと一緒にフリースクールへ顔を出し、喜多嶋先生と会っています。
そしてこころとリオンが21歳の時点でもフードコートで親しげに手を振っており、親密な関係は続いている様子がうかがえます。
その後、年齢を重ねながら(孤城でこころが垣間見た通り)マサムネ・フウカ・ウレシノをフリースクールの先生として支えていく喜多嶋先生。
アキが孤城でみんなに支えられ大人になれたように、今度はアキが現実世界でみんなを支え、大人になっていく手助けをしていきます。
かがみの孤城のその後