アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
第11話「固陋蠢愚」
なんつうか、一度人を殺したら、殺すって選択肢が俺の生活に入り込むと思うんだ。
命の価値が曖昧になって、大切な人の価値までわからなくなるのが、俺は怖い。呪術廻戦 第11話「固陋蠢愚」(GYAO!)より引用
順平の母の死が非常に辛い第11話。
その暗い雰囲気の中で語られる順平・虎杖・七海のセリフが深く名言な回です。
あらすじ・名言・解説
七海VS真人
一般的な労働時間を過ぎると、呪力が向上する縛りを設けている七海。
時間内に実力を出せるほうがいい気もしますが、
時間内に倒せないほどの強敵を想定した場合、合理的な縛りとも言えます。
高まった呪力で壁を粉砕。
七海の拡張術式である「瓦落瓦落(がらがら)」により、瓦礫にも呪力を込めて攻撃範囲を広げます。
さらに抜け目なく、「十劃呪法(とおかくじゅほう)」の7:3の攻撃で真人を逃げられないようにします。
こうして七海は一時撤退。
魂を直接操作する真人は呪力が続く限り何度でも再生するため、七海は一旦退きます。
虎杖と順平と母
さっき会ったばかりだけど、友達になれそーでーす!
呪術廻戦 第11話「固陋蠢愚」(GYAO!)より引用
修行の映画鑑賞が幸し、打ち解ける虎杖と順平。
なかなかのコミュ力おばけの虎杖。
虎杖「お母さん!ネギ似合わないっすね!」
母「お、わかる?
ネギ似合わない女、目指してんの」呪術廻戦 第11話「固陋蠢愚」(GYAO!)より引用
ノリのいい順平母登場。
自分の前で母が煙草を吸うことを嫌がる順平。
イジメの影響で煙草を見ることがトラウマになっている様子。
夕飯を共にし、打ち解けます。
後の展開を考えると、仲が良いシーンを見るほど辛くなりますね。
学校?
いいんじゃない?
行かなくても。
あんたぐらいの年頃は、なんでも重く考えすぎるからね。
学校なんて小さな水槽に過ぎないんだよ。
海だって、他の水槽だってある。
好きに選びな。呪術廻戦 第11話「固陋蠢愚」(GYAO!)より引用
かつて、イジメにあう順平を程よい距離感で見守ってくれた母。
順平「人を、殺したことある?」
虎杖「ない」
順平「でもいつか、悪い呪術師と戦ったりするよね?
そのときはどうする?」呪術廻戦 第11話「固陋蠢愚」(GYAO!)より引用
虎杖「それでも、殺したくはないな」
順平「なんで?悪い奴だよ?」
虎杖「なんつうか、一度人を殺したら、殺すって選択肢が俺の生活に入り込むと思うんだ。
命の価値が曖昧になって、大切な人の価値までわからなくなるのが、俺は怖い」呪術廻戦 第11話「固陋蠢愚」(GYAO!)より引用
考え深い言葉です。
命を落とす順平の母
人に心なんてない。
その考えに救われた。
力、与えてもらった。
でも、僕が人を殺すことで、あの魂が汚れてしまうなら、僕に人は、殺せない。呪術廻戦 第11話「固陋蠢愚」(GYAO!)より引用
虎杖との会話を通して、考えを改める順平ですが、メタ的にはこれがフラグに。
意図的に置かれた宿儺の指にて呪霊に命を奪われる母。
虎杖と七海の会話
俺は足手まといかよ?ナナミン。
怪我してんだろ。次はちゃんと連れてってくれ。
仲間が死にました。でも僕はそこにいませんでした。
なぜなら僕は子供だからです。なんて、そんなの、俺はごめんだ。
呪術廻戦 第11話「固陋蠢愚」(GYAO!)より引用
真人がいた用水路に再び向かう七海。
ダメです。
知っての通り、例のつぎはぎの呪霊は改造した人間を使う。どうしようもない人間というのは存在します。
この仕事をしてる限り、君もいつか人を殺さなければいけないときがくる。
でもそれは今ではない。理解してください。
子供であるということは、決して罪ではない。呪術廻戦 第11話「固陋蠢愚」(GYAO!)より引用
どこまでも大人な七海がカッコイイです。
順平の闇落ち
そして母の死をきっかけに絶望し、
人に危害を加える呪術師、つまり「呪詛師」となってしまった順平。
参考資料