アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
ミミズ人間4とは?
「呪術廻戦」第30話「そういうこと」にて思ったよりも尺が長かった「ミミズ人間4を熱弁する虎杖」のシーン。
「ミミズ人間」はおそらく「ムカデ人間」を元ネタとする映画で、直後に描かれる小沢と虎杖の関係性とも重なる演出と考えられます。
解説
ミミズ人間の元ネタ
ミミズ人間の元ネタは「ムカデ人間」ではないかと考えられます。
ムカデ人間とは人間の口と肛門をつなげて文字通り「ムカデ人間」を作ることに執着したマッドサイエンティストの映画です。
「ムカデ人間4」のあらすじは虎杖の口から説明されており、おおむね「ムカデ人間」と雰囲気やタイトルロゴが共通します。
マッドサイエンティストによってミミズ人間となってしまった登場人物は、自身の外見に苦しみながらも出会った女性に理解してもらい恋に落ちます。
しかし理解を示さない周囲の人物によって残酷にも命を奪われ、どちらが倫理的に人間なのかという問いを残します。
ちなみに虎杖が観たがっていた「ミミズ人間4」の前話である「ミミズ人間3」は第1期で順平が見ています。
小沢と虎杖
ミミズ人間となり絶望する主人公と、そんな彼を人間と認めるヒロイン。
そしてミミズ人間を否定し撲殺したヒロインの友人達。
容姿にコンプレックスを持つ小沢と小沢の内面を見ていた虎杖。
小沢の外見しか見ていなかった中学の同級生。
小沢が登場する第30話前半だけを見ると、外見ではなく内面の大切を感じます。
しかし後半の与幸吉(メカ丸)も自分の身体を治してほしいために内通者をやった経緯があり、ある意味で外見と内面がテーマであったと言えるかもしれません。
与幸吉の境遇を考えると安易に「内面が大切で外見なんてどうでもいいじゃないか」とは個人的には言い切れない部分もあるなぁと思います。
小沢の恋愛に協力していた釘崎も「何がテーマでもミミズ男なんて見たくねぇ」と結局は見た目で判断していますし、なかなか複雑な問題提起をするミミズ人間。
本編の解説
参考資料