ジェノブレイカーは空を飛べるのか?
ジェノブレイカーは大型のスラスターを装備したことで長距離ジャンプが可能となりましたが、空を飛べるわけではありません。
アニメでは空中での静止シーンも少なからず描かれており、このあたりはやや過剰演出かなとも思います。
解説
ジェノブレイカーの跳躍力
ジェノブレイカーは背部の大型スラスターにより、高速移動だけでなく長距離ジャンプも可能となっています。
この長距離ジャンプはアニメでも描かれており、高く飛びあがったレイヴンのジェノブレイカーはゆっくりと下降し地面に着地。その後またジャンプするという形で広い荒野をあっという間に去っていきます。
このようにジェノブレイカーは高く長く飛ぶことはできますが飛行はできないというのがアニメ・バトルストーリー共通のスペックとなっています。
空中で静止するジェノブレイカー
しかしながら、アニメではジェノブレイカーは空中で静止し空を飛んでいるようなシーンが度々見られます。
主にはバンのブレードライガーをエクスブレイカーでつかんだシーンや、デスザウラーに荷電粒子砲を打とうとしたシーンなどです。
この際のジェノブレイカーは空中でほぼ静止し、上下の移動がほぼない演出となっております。
また先述のブレードライガーをつかんだ状態での空中静止およびさらなる上昇はスラスターの出力だけではやはり違和感は拭えないなと思います。
アニメの演出
このように若干矛盾した演出、無理のある設定でもあるアニメのジェノブレイカーですが、
空中でのシーンが増えたことでアニメの演出としてはトータルでプラスになっている点も感じます。
特にレイヴンが初めて空中で荷電粒子砲を打ったシーンはその絶望感もあって印象的で、神回の1つだと思います。
ジェノブレイカーが跳躍だけでなく空中での静止シーンがあったことで、アニメの戦闘が横だけでなく縦にも広がりを持てたと思います。
特に初代のアニメはロストテクノロジーと言われるほどCG技術が当時で見ると高かった(コスト度外視)ので、これに空中静止ではなく跳躍という動的なシーンを加えたら、さらに作画コストは上がったかもしれません。
ほどよく作画を節約し、それが物足りなさにつながらない点もゾイドの魅力ではないかと思います。