アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
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第64話「旅路の涯(はて)」
アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の第64話「旅路の涯」。
アニメ2期の最終話である第64話は登場人物達のその後を描くエピローグ的な内容になります。
時系列としてはお父様こと「フラスコの中の小人ホムンクルス」との戦闘の直後、およびその2年後が描かれます。
全体のあらすじ
エド、アルの長い旅路がいま終わりを迎える
各シーンの伏線などの解説
マスタングの目を賢者の石で治すマルコー
この石は、かつて私がイシュヴァール人の命を使って作った物です。
私が言うのはおこがましいとは思う。
だが、彼らもイシュヴァール復興のためなら……
いや、私は、彼らの声を聞くことはできない。
だからこれは私個人の願いだ。
私はこの石であなたを治したい。
イシュヴァールのために。「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode64」(Abema TV)より引用
マスタングは自分の意思で人体錬成を行ったわけではないので、目を賢者の石で治すのは許容範囲と言えるでしょう。
ちなみにマルコーが持っている賢者の石は、
- かつて国に命令されイシュヴァール人を使った人体実験でマルコーが錬成
- イシュヴァール殲滅戦にて軍からキンブリーに配布
- 殲滅戦後、関係者を殺害しキンブリーが隠れて所持を続ける
- 北の炭鉱でエドの攻撃によりキンブリーが炭鉱に落とす
- ハインケルが拾う
- プライドとの戦闘にて、ハインケルがアルに渡す
- アルがマルコーに渡し、負傷したハインケルを治療しキンブリーに一矢報いる
という経緯でマルコーが所持することになります。
マスタングが賢者の石の使用をハボックに優先したことで、ハボックの下半身不随とマスタングの視力は回復します。
また、マルコーが「私個人の願いだ」と言い直すくだりがいいですね。
上に言われるがまま人の命で賢者の石を作ったマルコーはそれを後悔します。
そして雪山でのエンヴィーとの戦闘にて、自分で正しいと思えることを決めて行動する様子が見られます。
今回も賢者の石となった魂を代弁するのではなく、あくまで自分の意思でマスタングを救おうとします。
元の身体で戻るエルリック兄弟
アル「こんなに筋肉が衰えてるとは思わなかった」
エド「おぶってやろうか?」
アル「いや、いい。
自分の足で歩く。
僕はゆっくり帰るからさ、兄さんは先に帰っててよ」エド「いや、一緒に家を出たんだ。
一緒に帰るさ」アル「じゃあ、一緒に帰ろっか」
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode64」(Abema TV)より引用
2人の会話から、最終決戦から2か月ほど時間が経ったことがわかります。
自分の脚で疲れながら歩くアルや、一緒に帰ろうとするエド。
2人の旅を踏まえると言葉1つ1つが感慨深いシーンです。
エドの宣言通り、「次泣くときは嬉し泣き」となったウィンリィ。
賢者の石を手に入れたリン
次の帝位は、ヤオ家のものだ。
でも心配するな。
お前の家は、ヤオ家が責任を持って守ってやる。
ホムンクルスグリードですら受け入れた俺だぞ。
チャン家も、他の家の奴らも、全部まとめて受け入れてやるさ。
なんて顔してんだよ。
心配すんな。
シンの者は、盟約を必ず守るだろ?「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode64」(Abema TV)より引用
アル達に協力しすぎて、結果として賢者の石を手にするチャンスを逃したメイ。
しかしリンの計らいで一族は守られそうです。
リンが手に入れた賢者の石は金歯医師が持っていた物となります。
プライドのその後
10もらったら自分の1を上乗せして11にして返す
俺の人生半分やるから、お前の人生半分くれ!!
痛みを伴わない教訓には意義がない
登場人物達のその後
その他の記事
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索