アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
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第54話「烈火の先に」
アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の第54話「烈火の先に」。
復讐に囚われるマスタングの改心が改心する回であり、エンヴィーの死亡回になります。
また物語の展開としてはブリッグズが本部を制圧しつつあり、中央司令部での戦闘がさらに進みます。
全体のあらすじ
エンヴィーの仕掛けた卑劣な罠を、絶妙なコンビネーションで乗り切っていくロイとホークアイ。ついに限界を越したエンヴィーは再び小さなトカゲのような姿になってしまう。そのまま何かに憑かれた様に、エンヴィーにとどめを刺そうとするロイ。しかし、その行為をホークアイは銃を向けて止める。同時に、ロイを心配しその場へ急行したエドとスカー。彼らは言う、「誰かのためではない、憎しみを晴らす、それだけのための復讐をしてはいけない」と。長年追い求めてきた仇敵を目の前に、果たしてロイが取った行動とは。
各シーンの伏線などの解説
リザの刺青
マスタングVSエンヴィー
エンヴィーの死
中央司令部の戦闘
スロウスの掌打を意図的に自身に当て、肩を入れたアレックス。
これにより再び両手を使った全開の攻撃を行います。
一方、オリヴィエの指揮で中央司令部の軍人を味方につけていきます。
このあたりの手腕と覇気はまさに人の上に立つ才能だなと思います。
痛みで止まることない人形兵に対して、エド達は動きを止めるため足を狙っていました。
これに対してオリヴィエは顎を破壊することで噛みつかれることを防止する術をとっており、このあたりの戦略の違いもおもしろい点かと思います。
エドはやはり人形兵を人と見ており、殺すことはもちろんですが顔に近い部位の攻撃は感覚的に拒否感があるのでしょう。
一方でオリヴィエは自身らが殺されないための方法を優先していて、第一線で戦っている経験が垣間見えます。
イズミ到着
誰だと聞かれりゃあ、主婦だと名乗る。
それが私の作法だが、今日ばかりは、あえてこちらを名乗らせてもらおうか。
錬金術師だ!!「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode54」(Abema TV)より引用
記憶力の良いファルマンが中央司令部の見取り図となり、イズミが錬金術で地下に穴を掘り侵入します。
適材適所の活躍が魅力的。
イズミが「主婦」ではなく「錬金術師」と名乗るシーンは、観ていてすごくわくわくします。
普段は戦闘場面でも頑なに「主婦」と名乗るイズミ。
イズミにとって「錬金術」や「錬金術師」という言葉は、死んだ子供や人体錬成を思い出す辛い言葉なのかもしれません。
それでも今回「錬金術師」と名乗るのは、ホムンクルスとの決戦であり錬金術師として自分ができることをする覚悟の表れのような気がします。
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参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索