アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
【目次】 [close]
第41話「奈落」
アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の第41話「奈落」。
サブタイトルは炭鉱で落下し重要を負うエドを表していると考えられます。
これを機にキメラの軍人であるハインケルとダリウスはエドと行動を共にします。
鋼の錬金術師という物語の後半において、おそらく最も健闘する脇役の一人であるハインケルの活躍が始まります。
全体のあらすじ
キンブリーとその部下たちを始末しようと動き出すマイルズらブリッグズ要塞の面々。エドはなんとか彼を生かしたまま捕らえる事を提案するが、逆にマイルズに「その甘さが君や仲間の命を奪うかもしれないのだぞ」と一喝されてしまう。キンブリーが一人になったところを狙撃しようとするマイルズたち。だが彼らの計画に気づいたキンブリーに、実行直前で反撃に遭ってしまう。しかもエドの所には、キメラ化したキンブリーの部下、ダリウスとハインケルが襲い掛かってきて…。
各シーンの解説
エドの「殺さない覚悟」
マイルズ「この歳になっていくつかの戦いを経験するとわかる。
殺すことより、生かすことのほうが難しいとな。
エルリック兄弟はその困難な方を選んだ」兵士「もの好きな奴らですね」
マイルズ「ああ、だが少し羨ましくもあるよ」
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode41」(Abema TV)より引用
大人でありながらもエドに一定の理解を示すマイルズ達がカッコイイシーンです。
ハガレンはエド達「少年」が主人公ですが、「大人」の登場人物達がカッコイイ作品だなと思います。
作中にて度々描写されるエドの「殺さない覚悟」。
第41話ではこれが終盤のエドの重症を招くある意味での伏線となっています。
錬丹術の起源
スカー、メイと共に書物を読み解くマルコー。
メイよりシン国では不老不死の人を「真人(しんひと)」つまり完全なる人と呼ぶとのこと。
さらに完全なる金属とされる金とかけて金人とも呼ぶとのこと。
これは錬丹術を伝えた人物が不老不死の金髪碧眼の人物であった伝説とダブルミーニングに。
錬丹術はシン国が錬金術の知識を使い独自に発展させたものです。
そして錬金術を伝えたのは賢者の石となってしまったホーエンハイムであることが暗にわかります。
マルコー達と合流するアル
雪に埋まって身動きがとれなかったものの、なんとかマルコー達と合流できたアル。
基地に戻れないことから、スカーの案内でイシュヴァールのスラムに行き先を変更します。
エドVSキンブリー
再び気を失うアル
再び魂が肉体に引き寄せられ、気を失うアル。
時系列的にはエドが重傷を負ったその時になります。
アルの肉体はエドの栄養で維持されています(そのためエドはよく食べるしよく眠るし、その割に体の発育が悪い)。
このようにエドとアルは密接につながっており、ゆえに今回エドが死にかけたことがアルの魂に影響したと考えられます。
その他の記事
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索