アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
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第39話「白昼の夢」
アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の第39話「白昼の夢」。
ウィンリィがスカーの人質のふりをする回になります。
これによりマルコー達はキンブリーの手から逃れ、錬金術と錬丹術の研究・解読を続けます。
しかしブリッグズにホムンクルス派の上層部が来たことでかくまう場所がなくなったエド達。
これをマルコー達に伝えるため、吹雪の中を歩けるアルは単身で行動しますが、真っ白な景色から真理の扉の空間がフラッシュバックします。
サブタイトルはアルの魂が鎧と拒絶反応を示し気を失った様子を表しています。
全体のあらすじ
エドとアルの奮闘により捕らえられたスカー。自分の両親を殺した彼に、ウィンリィはなんと傷の手当てを施す。「俺を許すのか」と尋ねるスカーに、「理不尽を許してはいない」と毅然とした態度で答えるウィンリィ。またイシュヴァールの血を継ぎながら「この国を変えるため」軍に居続けるマイルズの存在もスカーの心境に新たな変化をもたらす。マルコーたちの嘆願により、捕らえたスカーを一旦釈放する事にしたマイルズ。なんとかキンブリーの目を誤魔化し、ウィンリィ共々もまとめて彼らをブリッグズ要塞に匿おうと一同は作戦を考えるが、その時ウィンリィが思わぬ方法を口にした。
各シーンの解説
芝居をするエド
ウィンリィをスカーが人質に取ったと演技するエド。
イシュヴァールの内乱のときとは反対で、スカーがキンブリーをビルから見下ろしている構図に。
このスカーの煽りがキンブリーにエド達を怪しませる冷静さを欠かせたとも言えます。
スカーとウィンリィ
ジェルソとザンパノ
元の身体に戻ることを諦めないアルと、その言葉に奮起するジェルソとザンパノのシーンも地味に感動ポイントである第39話。
明らかに数話で退場しそうな脇役が意外と長く活躍するハガレン。
そのため初見だといつ誰が死んでしまうのかわからないハラハラ感があります。
この「いつ誰が死んでしまうのかわからないハラハラ感」は多くのアニメでは「重要人物がサクッと殺されてしまう」ことで演出しますが、ハガレンは逆に「いつ死んでもおかしくない脇役が意外と生き残る」というパターンも使ってハラハラ感を出しているなぁと思います。
ヨキの活躍
元炭鉱経営者としての知識を発揮するヨキ。
1期のヨキはほんとダメ人間のまま死んでいったので、2期(原作準拠)のヨキのほうが見せ場も愛嬌もあります。
魂の拒絶反応
ついに魂の拒絶反応が起きはじめ、一瞬ですが気を失うアル。
人体錬成を行ったときアルは10歳。
このときにエドがアルの魂を鎧に定着させます。
その後にエドが国家錬金術師の資格を取り、賢者の石を求めて旅をして数年。
本編はエド15歳、アル14歳時点から始まります。
(さらに本編中でおそらく1年ほどの時間は経過します)
このように鎧への魂の定着はアルの場合4年ほどは保っており、逆に言うと4年経過したくらいから不具合が生じていることになります。
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参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索