「GRIDMAN UNIVERSE」シリーズのネタバレを含みますのでご了承ください。
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劇場入場者プレゼント「アクセプターは鳴らない」
映画「グリッドマンユニバース」の劇場入場者プレゼントであるボイスドラマ「アクセプターは鳴らない」。
裕太の恋愛相談を聞くため、蓬(と夢芽)が裕太達の世界線に訪れます。
タイトルの「アクセプターは鳴らない」は、裕太が恋愛相談をするためアクセプターを介して試しにグリッドマンに話しかける様子に起因します。
最終的にグリッドマンが登場することはありませんでしたが、通信音がラストに鳴り、「アクセプターは鳴らない」と思いきやアクセプターは鳴り、グリッドマン達とのつながりも感じることができます。
解説
あらすじ
良かれと思ってサプライズで六花を温泉(スパ)に連れてきた裕太。
しかし唐突な温泉に六花はあまり楽しめず。
六花は用事を思い出したという口実でその場を離れてしまいます。
裕太は蓬に電話をして相談。その場に居た夢芽も事情を知り、蓬と夢芽は裕太のところへ来ます。
(世界が異なるにもかかわらず電話はつながり、移動も2代目が手助けし行えた模様。このあたりはボイスドラマゆえのギャグ的なノリと言えます)
嫌われないことは、好かれることと近いようで遠い
嫌われないことは、好かれることと近いようで遠いんですよ。
喧嘩しないのはいいことかもしれないけど、喧嘩できないっていうのはちょっと寂しいことかもしれないね。
近いのに遠く感じてしまう。
2人の距離が近いからこそ、お互いが見えなくなってしまう。
恋愛って、そういうものじゃないかな。グリッドマンユニバース ボイスドラマ「アクセプターは鳴らない」より引用
ダイナゼノンのボイスドラマ、第√36回「適度に喧嘩しなさい」に通ずるような、喧嘩をすることの大切さ。
良い意味での喧嘩をできず離婚に至った母を持つ蓬。
衝突を避けて距離を置いたまま姉を失ってしまった夢芽。
蓬・夢芽が裕太・六花より「喧嘩ができる」のは単に付き合いが長いからだけでなく、家族背景に基づく無意識の価値観もあるのかなと思います。
冗談っぽく言ってはいますが、夢芽の「近いのに遠く感じてしまう」といった言葉を姉である香乃のことを踏まえて聞くと、また考えさせられる面もあります。
冷静だったらそれはもう恋愛じゃない
冷静だったらそれはもう恋愛じゃない!
グリッドマンユニバース ボイスドラマ「アクセプターは鳴らない」より引用
「SSSS.DYNAZENON」本編からは考えられないくらいテンションが高い夢芽。
しかし鳴衣といるときやボイスドラマの言動を踏まえると、これが本来の夢芽の性格なのかなとも思えます。
「SSSS.DYNAZENON」本編とボイスドラマおよび映画を通した夢芽の変化は、「GRIDMAN UNIVERSE」作品のおもしろい点の1つだと思います。
ボイスドラマ 一覧
参考資料