アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
ニーナ・タッカーとは？
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode4」（Abema TV）より引用
「ニーナ・タッカー」とは綴命の錬金術師の二つ名を持つ国家錬金術師「ショウ・タッカー」の娘です。
研究に没頭する父に寂しさを感じながらも、父を愛するニーナは飼い犬のアレキサンダーと過ごしながらその寂しさを胸の内にしまい込んでいます。
その後サイコパスな父の手によって悲しい境遇を迎えますが、この出来事がエルリック兄弟の最終話以降の旅立ちの大きな目的の１つとなります。
解説
純粋なニーナ
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode4」（Abema TV）より引用
（その実はタッカーがキメラの材料にしたわけですが）妻が出て行ったとするタッカーと共に、父子家庭で育つニーナ。
父のことを心から尊敬しており、国家錬金術師の査定に取り組むタッカーを「お父さんなら大丈夫だよ。いつもいっぱい勉強してるもん！」と応援します。
普段は明るいニーナですが、エルリック兄弟の前では寂しい本音を漏らしています。
国家錬金術師の資格とそれによる豊かな生活に固執しているタッカーに対して、ニーナはただ家族との愛情のある温かな生活を求めていることがなんとも切ない関係となっています。
ニーナとアレキサンダー、どこへ行った？
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode4」（Abema TV）より引用
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode4」（Abema TV）より引用
タッカーの言うところの「勘のいいガキ」であったエドの気付きにより、ニーナ達を使ってキメラを錬成したことが明るみになったタッカー。
ニーナ達を元の姿に戻すことはできず、エルリック兄弟は苦悩することになります。
そしてこの事件をきっかけに、ニーナのような境遇の子達を助ける術を見るけることも、エルリック兄弟の錬金術に関する研究の大きな目的となります。
ニーナが登場したのはアニメ２期では第４話のみであり、１話だけのほぼゲストキャラクターと言えます。
アニメ２期は全６４話あり、ニーナの回は第４話。序盤も序盤の時期と言えます。
にも関わらずニーナとアレキサンダーは作中において大きな存在感を持っており、このようなキャラクターの丁寧な扱いが、「鋼の錬金術師」という作品の完成度を物語っています。
キメラにされたニーナとアレキサンダー
登場回
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』（TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト）2021年7月25日検索
