エクセル関数にはいろいろありますが、その中でも比較的簡単で便利な関数の一つにSUMIF関数があります。
今日はSUMIF関数を見ていきます。
SUMIF関数とは?
まず前提として、合計を出す関数にSUM(サム)関数があります。
SUM関数は指定範囲の全ての合計を出してくれます。
一方で、
SUMIF関数は条件に合った値のみを合計する関数です。
SUMIFの読み方は普通に「サムイフ」です。
SUMIF関数はたくさんのデータが集まった表から特定の条件の合計のみを出す、データの抽出に役立つ関数です。
SUMIF関数の使い方
SUNIFの式の形は、
=SUMIF(条件の範囲,検索条件,合計したい範囲)
となります。
SUMIF関数の例
基本例
例えば画像のように、果物のそれぞれの個数が書いてある表があるとします。
この中で「りんご」のみの合計を出す場合を考えます。
では、「りんご」のみの合計をセルB10に出しましょう。
SUNIFを使い、式は
=SUMIF(A2:A9,”りんご”,B2:B9)
となります。
当然、式の”りんご”の部分を表の別の果物にすればその果物のみの合計が出せます。
応用例
SUMIF関数の応用です。
先ほどは検索条件を式の中に直接書きました。
今度は検索条件を自由に変えやすくしたいと思います。
画像のように、E2のセルに入力した果物の合計を出せるようにしたいと思います。
式は、
=SUMIF(A2:A9,E2,B2:B9)
となります。
検索条件にセルを選択しておくわけです。
これでE2に「りんご」と打てばりんごの個数、「ばなな」ならばななの個数がE3のセルに出るわけです。
SUMIF関数の意義
先述の通り、
SUMIF関数はたくさんのデータが集まった表から特定の条件の合計のみを出す、データの抽出に役立つ関数です。
特定の条件の下での合計を出すデータの抽出こそがSUMIF関数の意義です。
例えば売上データがあって、それは男性と女性どちらにより売れているのか。
何曜日に売れているのか。どの時間帯が売れているのか。
そういったデータ分析の際にSUMIF関数は役立つかもしれません。