Excelの関数の1つである、INDEX関数の使い方についてです。
INDEX関数とは?
INDEX関数とは指定した範囲内において指定した縦位置・横位置に該当する値は何かを求める関数です。
例えば
鈴木 テニス部
佐藤 サッカー部
田中 野球部
石橋 陸上部
という表があるとします。
この表において上から2番目、左から2番目の値は「サッカー部」であることがわかります。
INDEX関数は、このように上から何番目、左から何番目といったかたちで値を探します。
INDEX関数の使い方
INDEX関数の式の形は以下の通りです。
=INDEX(指定範囲,上から何番目か,左から何番目か)
先ほどの表をセルの番地も合わせてみると
A B
1 鈴木 テニス部
2 佐藤 サッカー部
3 田中 野球部
4 石橋 陸上部
となるので、
=INDEX(A1:B4,2,2)
とすると「サッカー部」になるわけです。
INDEX関数の意義
このように、INDEX関数は縦軸と横軸が交差した値を取り出せる関数です。
エクセルの表があって、そこから条件に合致した値は何なのか調べる際に便利な関数です。
しかしながら、INDEX関数は縦軸と横軸を値ではなく何番目という数字で指定します。
そのためINDEX関数は他の関数と組み合わせて使うことが多い関数です。
単独ではあまり使うことのない関数かもしれません。
INDEX関数の応用
鈴木 テニス部
佐藤 サッカー部
田中 野球部
石橋 陸上部
上記の表において、例えば「佐藤」は何部かということが自動でわかると便利そうですね。
こういうときにINDEX関数は便利です。
しかしながら、先述の通りINDEX関数単独ではなく他の関数と組み合わせて行います。
MATCH関数というものがあります。
MATCH関数とは指定した範囲内の指定した値が上から何番目かを求める関数です。
つまり、
INDEX関数は「何番目は何か」を求める関数。
MATCH関数は「何は何番目か」を求める関数なわけです。
鈴木 テニス部
佐藤 サッカー部
田中 野球部
石橋 陸上部
の表において指定した人が何部か求める式を作ってみます。
=INDEX(表の範囲,MATCH(探したい値,探したい値,0),左から何番目の列の値を求めるか)
上記の「0」という値は、MATCH関数の検索対象が「完全一致」であることを意味します。
A B
1 鈴木 テニス部
2 佐藤 サッカー部
3 田中 野球部
4 石橋 陸上部
という番地において、「田中」が何部か求めたいなら、
=INDEX(A1:B4,MATCH(“田中”,A1:A4,0),2)
となるわけです。
さらに、”田中”の部分を別のセルに指定すれば、そのセルに打ち込んだ名前の人の部活が何かがわかる式を作ることができますね。