アニメ「炎炎ノ消防隊」の解説です。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
シンラVSテンペ
第10話のシンラとテンペの戦い。
シンラが2期で第四世代能力を使うのはこの第10話が初めてになります。
厳密には伝導者ではなく黒の女の加護なのですが、
いずれにせよ加護により「アドラバーストが覚醒」しているので、ほぼ第四世代の状態と言って差し支えないと思います。
本編のあらすじ
第10話にて「中華半島上陸作戦」は終了します。
実際のシーン
黒の女から1秒の加護を受けるシンラ。
黒の女とアドラリンクし、シンラのアドラバーストが覚醒。
シンラの第四世代能力が発動します。
光速よりも早く移動し、時間を巻き戻すシンラ。
つまり時間の速度よりも早く動きテンペを圧倒します。
戦いの中でテンペの過去のイメージがシンラの頭の中に入ってきます。
テンペは大災害により家族やそれまでの生活を失います。
そして伝導者の蟲により焔ビトとなり死ねない体になります。
境遇だけ見ると不憫な気もしますが、
テンペが失ったものを挙げるときに「地位」「名誉」が「家族」よりも先にきている点が、強欲というかいまひとつ同情できない点だなあと思います。
そしてテンペを倒すシンラ。
空中で攻撃したこともあり、楽園にも被害を出さずにすみます。
戦いのあと、御神体の中にいると思われる黒の女に感謝するシンラ。
しかし反応はなく、力を使い果たし眠りについたような描写です。
おわりに
黒の加護を受けたシンラはかっこよかったですが、
テンペを倒せた理由がいまひとつ描写不足だったなあと思います。
鬼の焔ビトは攻撃力だけでなく非常に頑丈であることがわかっています。
テンペも鬼の焔ビトであり、頑丈さは例外ではないでしょう。
加護を受けていたとはいえ、シンラの攻撃力がテンペを倒せるほど上がったのかというといささか疑問が残ります。
1期のショウとの戦いで、加護を受けるとシンラの移動速度は光よりも速くなることは判明していますが、攻撃力についてはそこまで言及されていなかった印象を受けます。