南夢芽(みなみゆめ)の過去の解説|SSSS.DYNAZENON

アニメ「SSSS.DYNAZENON」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。




夢芽の過去

SSSS.DYNAZENON 第1話(Abema TV)より引用

 SSSS.DYNAZENONの登場人物である南夢芽(みなみゆめ)は、幼い頃に姉を水難事故で亡くしています。

 家庭内の冷めた雰囲気やそのままになっている姉の部屋から、事故から数年経った現在も長女の死に対し心を整理できていない夢芽と両親。

 姉と同じ高校に通っている夢芽ですが、母親にとってはそれが長女を思い出させる要員になってしまっているようで、夢芽と母親の関係性をぎくしゃくしたものになっています。

 生前こそ姉に苦手意識を持っていた夢芽ですが、当然ながら実の姉の死を受け入れることは容易ではなく、夢芽の心は穴が開いたような状態になってしまいます。

 第1話にて姉の部屋で姉が亡くなった当時に持っていた知恵の輪が目に入り、以後はそれを持ち歩くようになります。



姉の死と夢芽の家庭

SSSS.DYNAZENON 第1話(Abema TV)より引用

 男子生徒と会う約束をし、それをすっぽかすという言動を繰り返す夢芽。
 一種の虚言壁のような状態になっています。

 そのためクラスから浮いた存在になっており、クラスが異なる友人である鳴衣(めい)からは心配されています。

 鳴衣の忠告をいなす夢芽の言動から、自分の嘘が良くないこととはわかりつつも、それを止められない自暴自棄な様子がうかがえます。



姉の死と夢芽の家庭

私は、どうかしてるんだよ。

SSSS.DYNAZENON 第1話(Abema TV)より引用

 第1話の食卓、第2話の両親が口論しているシーンから、夢芽の家庭の雰囲気は芳しくないことが明らかです。

 夫婦仲だけでなく、母親の夢芽への対応もどこか冷たい印象を受けます。

 夢芽の心の闇は、姉の死だけではなくそれによる家庭内不和も背景にあると考えられます。



参考資料

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