「GRIDMAN UNIVERSE」シリーズのネタバレを含みますのでご了承ください。
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蓬・夢芽達の世界
蓬や夢芽達が暮らす世界は現実世界なのか、それとも「SSSS.GRIDMAN」のような仮想世界なのか。
ダイナゼノンの世界線は解釈の余地を残す形で「SSSS.DYNAZENON」は物語が終わり、映画「グリッドマンユニバース」にてその真相は明らかとなります。
この世界線の伏線も、「SSSS.DYNAZENON」のおもしろいポイントの1つと言えます。
以下でダイナゼノンの世界線に関わる描写について見てきます。
世界の伏線の解説
グリッドマンとダイナゼノンの舞台
「SSSS.GRIDMAN」の舞台ははアカネが作った仮想世界であり、六花達はそこの住人として創られた「レプリ・コンポイド」でした。
このため「SSSS.DYNAZENON」においても蓬達の世界はどのようなものなのか、蓬達は現実世界の人間なのか。
この点は関心事の1つとなっていました。
蓬達の世界は現実世界なのか仮想世界なのか。
そもそも裕太達の世界と蓬達の世界は同じ世界の違う場所なのか、それともパラレルワールドのような別の舞台なのか。
怪獣が現れてもグリッドマンや新世紀中学生が介入しない点から、「蓬達の世界は少なくとも裕太達の世界とは異なる空間」であることが予想できます。
もちろん、なんらかの形でグリッドマンが動けない状態もなくはないですが、
戦いのあとにナイトと2代目が帰還した点からも、裕太達の世界と蓬達の世界が異なる空間であることは明らかと言えます。
宇宙の存在
「SSSS.GRIDMAN」では遥か上空の世界が構成されておらず、これが六花達の世界が仮想世界であることの決め手の1つとなります。
対して、「SSSS.DYNAZENON」では第3話で早々に宇宙の存在が描写されます。
これにより、「蓬達の世界は現実世界なのではないか」という説が浮上します。
しかしながら、「SSSS.GRIDMAN」では最終話でグリッドマンがフィクサービームにて世界を修復しており、このシーンで地球や宇宙が大規模に創造された可能性を示唆しています。
このため、蓬達の世界が宇宙まである仮想世界なのか現実世界なのかは判断が難しくなります。
類似している2つの世界
一方で、「SSSS.GRIDMAN」と「SSSS.DYNAZENON」は街の外観がよく似ているシーンが複数登場します。
バスの中や学校、裕太達がサイダーを飲んだ所(暦が稲本と会った場所)などです。
これらにより、「SSSS.DYNAZENON」時点で蓬達の世界は「アカネが仮想世界を作る際のモデルとなった現実世界説」と、「裕太の世界も蓬の世界もどちらも創られた世界である説」の両方が考えられる状況にとどまります。
そして蓬達の世界は現実なのか仮想世界なのか、映画「グリッドマンユニバース」で明かされる展開となります。
映画(グリッドマンユニバース)での蓬達の世界