アニメ「SSSS.DYNAZENON(ダイナゼノン)」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
【目次】 [close]
守らなきゃならない大切なものが3つある
あの怪獣を倒さないと、蓬達のこれからがなくなる。
きっと、ダラダラと長生きするために蘇ったわけじゃない。
(中略)
俺には、守らなきゃならない大切なものが、3つある。
約束と、愛と・・・SSSS.DYNAZENON 第12話(Abema TV)より引用
ガウマが姫から教えられたとされる、「人として守らなきゃならない3つの大切なもの」。
第1話から度々2つ目までは登場しますが、最終回でも3つ目は不明のまま終わりを迎えます。
このため視聴者がそれぞれの解釈で楽しむという展開を取り、絶対的な正解はありませんが
説として有力なものは「未来」であると考えられています。
解説
ガウマの生涯から
「あの怪獣を倒さないと、蓬達のこれからがなくなる」という言葉と共に、満身創痍でありながら立ち上がったガウマ。
この言動から、3つ目は(蓬や夢芽など人々の)未来であるという説が有力視されます。
実際にガウマが怪獣優生思想と対立したのも、人を滅ぼそうとするオニジャ達と異なり、姫を守るためつまり未来を守るために戦ったからでした。
姫と将来を誓い合うという約束の下、姫への愛を裏切らず、人や国の未来を守って5000年前に絶命したガウマ。
このように、
3つを「約束・愛・未来」とすると、ガウマの生涯と行動原理をうまく表現することができます。
原作の教訓より
SSSS.DYNAZENONは、電光超人グリッドマンの第18話「竜の伝説」が原作とされています。
この第18話は、姫とミイラの運命を通し、主人公達が未来の大切さを教訓とする形で締めくくります。
このように、原作の教訓からも3つ目が「未来」であることが考えられます。
オープニングの歌詞
守りたい
世界のためだとか 大それたもんじゃなく
ただ君のため
大切なあの人を想う時
誰だって小さな主人公になれるはずだよ(中略)
さあ はじめよう
僕らの未来を勝ち取るために
今 君が必要なんだよインパーフェクトより引用
オープニングの歌詞においても未来を意識させる様子がうかがえます。
前作グリッドマンではオープニングの歌詞は本編のネタバレギリギリのラインでストーリーを表す内容となっていました。
ダイナゼノンにおいてもその傾向はみられるので、歌詞の内容からも3つ目が「未来」ということの可能性を高めてくれます。
映画を含めた説
ガウマの大切なもの3つは「SSSS.GRIDMAN」と「SSSS.DYNAZENON」と、次の3作目のテーマをそれぞれ表しているという説もあります。
先述の「ガウマの生涯」「原作の教訓」「オープニングの歌詞」などの根拠と比べると薄いですが、この説も興味深いと思います。
つまり、「SSSS.GRIDMAN」において六花やアカネの「約束」を描き、「SSSS.DYNAZENON」において蓬と夢芽、あるいはガウマと姫の「愛」を描き、3作目で3つ目のテーマを扱うとする説です。
グリッドマンユニバースでのガウマと姫の大切なものの解説
ダイナゼノン最終回の解説