アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の解説です。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
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第9話「創られた想い」
アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の第9話「創られた想い」。
アルが自分は本当に存在していたのかという疑心をエドにぶつける回になります。
2人が仲直りする際、「エドとアルがウィンリィを取り合って喧嘩したこと」を何気なく話しますが、これが後にエドが定着させたのが本物のアルの魂であることの証明であり伏線となります。
全体のあらすじ
第五研究所の戦いにより、機械鎧を破損したうえ、ひどい重傷を負ったエド。早速リゼンブールよりウィンリィを呼び寄せ機械鎧の修理をしてもらうことに。その頃、アルはバリーが放った一言により心を乱されていた。「自分は兄さんに魂も記憶もすべて作られた偽者なのではないだろうか?」-拭い去れない疑惑は、徐々に波紋を広げ、崩れる事のなかった兄弟たちの絆を綻ばせていくのだった…。
各シーンの伏線などの解説
ロス少尉の名言
勝手なことをして!
下手したら命を落とすところだったのよ!
なんでも自分達だけでやろうとしないで、周りを頼りなさい!
もっと、大人を信用してくれてもいいじゃない。「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode9」(Abema TV)より引用
第5研究所の戦闘後、入院したエド。
反省の色がなかったエドに対して(ブロッシュ同意の下)ロスの軍人ではなく一人の大人としての言葉。
軍の狗になる覚悟で国家錬金術師になったエドは、どこか大人を信用せず対立した感覚を持っていたのだと思います。
幼くして母を亡くして旅に出て、大人からの愛情を受ける機会が少なかったエルリック兄弟。
優しい大人達に触れて価値観が変わっていくエルリック兄弟の精神的成長も、物語の魅力かと思います。
ヒューズのウィンリィへの名言
アルの疑心
ウィンリィの涙
イシュヴァールの難民に助けられたスカー
ああ、家族にもらった、大切な、絆だ。
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode9」(Abema TV)より引用
一方、負傷していたスカーはイシュヴァールの民に助けられます。
錬成陣が刻まれた腕も健在です。
前後のあらすじ