VLOOKUP関数とは?
VLOOKUP関数はブイルックアップ関数と読みます。
VLOOKUP関数とは同じ行の別の列の値を抜き出してくれる関数です。
これはどういうことかというと、
佐藤 男 東京
鈴木 女 大阪
田中 男 京都
山田 女 福岡
という表があって、
VLOOKUP関数を使うと例えば「佐藤」の出身地は「東京」という情報を抽出できます。
VLOOKUP関数の使い方
VLOOKUP関数の式の形は以下の通り。
=VLOOKUP(検索したい条件, 表の範囲, 左端から何番目の列か, 検索の型)
検索の型は「TRUE」か「FALSE」です。
「TRUE」は表を昇順に並べ替えておく必要があります。
条件に合う値がない場合、近い値が出ます。
「FALSE」は条件に合う値がない場合はエラーになります。
昇順に並べ替えておくのは面倒だったりするので、基本は「FALSE」を使うと無難です。
VLOOKUP関数の例
実際にVLOOKUP関数を使ってみます。
A B C
1 名前 性 出身
2 佐藤 男 東京
3 鈴木 女 大阪
4 田中 男 京都
5 山田 女 福岡
6
上記のような表があり、
A6のセルに名前を入力すると、B6に出身地が出るようにしたいと思います。
B6のセルに以下のような式を入力します。
=VLOOKUP(A6,A2:C5,3,FALSE)
すると、名前に応じた出身地が出るようになります。
VLOOKUP関数の意義
エクセルは表計算のソフトです。
せっかく作った表は活用しないともったいない。
ある条件に対応する情報は何か、表を参照することが多いでしょう。
VLOOKUP関数は表を参照して情報を抜き出すという作業を自動化してくれます。
VLOOKUP関数は慣れると使いやすい関数ですが、欠点もあります。
VLOOKUP関数は条件に使えるセルは表の一番左端じゃないといけません。
つまり、
A B C
1 名前 性 出身
2 佐藤 男 東京
3 鈴木 女 大阪
4 田中 男 京都
5 山田 女 福岡
6
という表で名前から出身地や性別を抜き出すことはできますが、逆に性別や出身地から名前を抜き出すことはできません。
そういった場合はMATCH関数やINDEX関数を組み合わせた式が必要になってきます。
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