1. 料理上手な人の特徴
本当の意味で料理が上手な人は、冷蔵庫に残ってある何気ない食材でそれなりにおいしい物を作れます。
で、そのときに作った料理は特に何か名前があるわけではなく、何か特定の料理ではないけれどおいしいです。
食材をわざわざ買いこんで、レシピ本にあるような「○○と○○のパスタ」みたいなきちんと名前がついている品を作るのって時間も手間もコストもかかります。
だから自炊が習慣化しない。
冷蔵庫にある物を使ってふと思いついた味付けで作ってみる。
それには名前はなくて、「○○を醤油と砂糖で炒めた物」みたいなざっくりした一品かもしれない。
でもそのくらい適当で、気楽な料理を日頃からできる人の方が料理は上手です。
2. 持っている材料を上手くまわしていく
自炊をするとわかるのですが、
食材を腐らせずに使いきることは意外と難しいことです。
何かの食材を使おうとすると別の何かの食材が必要で、
それが手元になくて買い足すと、その買い足した食材を使うためにまた工夫がいる。
自炊をして冷蔵庫を空にするということは、ある種のテクニックが必要で、食材を使い切り冷蔵庫を空にすることができるのは料理上手の証でもあります。
逆に自炊が苦手な人は、必要な食材を全部買い足します。
ネットや本に載っているレシピをメモして、必要な材料を全部買う。
余った食材は何に使ったらいいのかわからない。
自炊というのは持っている材料を上手くまわしていくことで、余った材料を捨てるくらいなら外食の方がマシだったりします。
3. 人に自慢できる物を作る必要はない
余った材料でなんとなく作った料理でも、おいしいことがあります。
「しょうが焼き」には一般的には玉ねぎが必要です。
けれど玉ねぎがなくても、豚肉をしょうがと醤油で炒めただけでもそこそこおいしいです。
しょうが焼きを作ろうとして、玉ねぎだけがない。
玉ねぎだけを買いに行くのならまだいいほうです。
人によっては、豚肉もしょうがもあるのに、玉ねぎがないし買い行くのも面倒だからと自炊を諦める人がいます。
そして外食したりコンビニのお弁当で済ませたりする人がいます。
自炊は必ずしも人に自慢できる物を作る必要はありません。
今ある食材を自分なりにおいしく調理して食べればそれでいいのです。
そうやって工夫することで、料理は上手になります。