人は人生の大部分を睡眠に使っています。
質の良い睡眠をとることはその人のパフォーマンスに影響を与えます。
睡眠の性質を知ることは日々の生活をより良いものにするために役立つでしょう。
人はどれくらいの睡眠時間が望ましいのでしょう。
睡眠時間は7時間±30分が理想的です。
つまり6時間半~7時間半くらいです。
なんでもそうですが、睡眠においてもとりすぎもとらなさすぎも良くありません。
大切なのは程度です。
個人差はあるでしょうが、
6時間半~7時間半が最も健康を促進する睡眠時間です。
そして、6時間を切ると身体にとっては好ましくありません。
同様に8時間以上の睡眠も場合によっては健康に好ましくない場合がります。
つまり6時間~8時間の睡眠時間であれば健康被害はほぼなく、
6時間半~7時間半であればなお健康に良いということです。
睡眠時間が6時間を切ると身体に負担が生じます。
そして5時間を切ると明らかに負担が生じ心臓や血管に関する疾患のリスクが高まります。
眠り過ぎも同様で、
8時間以上になってくると望ましくなく、
9時間を超えるとリスクが明らかに高くなります。
同じ睡眠時間でも眠りの質は時間帯によって変化します。
成長ホルモンなどの分泌が盛んな時間帯に寝る方が、身体の成長や疲労回復には役立ちます。
また睡眠は体温が自然に下がるタイミングでとることでより深く眠ることができ質が高いものになります。
成長ホルモンが分泌されやすい時間は22時~2時。
体温が下がりやすい時間は3時~4時。
つまり22時~4時を睡眠をとることは理にかなっていると言えます。
さらに、理想的な睡眠時間は先ほど書いた通り7時間±30分。
布団に入って眠るまで少々時間はかかるでしょうから、
睡眠は21時~5時の時間にとることが理想的です。
質の良い睡眠を得るためには、それなりの環境が必要です。
冬場なら室温が15℃~18℃くらいがベストです。
夏場なら25℃~28℃が望ましいです。
そういう意味では、
エアコンをつけて寝るのも悪いことではありません。
また、湿度については通年40~60%くらいが理想的です。
人間、興奮状態では眠ることはできません。
質のより眠りのためには身体を徐々に落ちつけておく必要があります。
眠る直前の食事は避けましょう。
パソコンやスマホなど明るい液晶も眠りには悪影響です。
逆に入浴してから少し時間が経つと、体温が自然に下がるので質の良い眠りを促せます。