アニメ「【推しの子】」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
あかねが気づいた「抜け穴」とは?
DNA、異母兄弟、結婚、無理心中、クズ男……
アクア君は、心のどこかで終わりにしたいと思ってたんだ。
だから、こんな簡単な抜け穴に気づかない。
でも気づいてしまえば、
また復讐のためだけに生きるように……
どうしよう……【推しの子】 | 第2期 第22話 自由(ABEMA)より引用
第22話「自由」にて、アクアの話(異母兄弟の存在とその両親の無理心中)を聞いたあかねは、内心動揺し恐怖感もあるような表情となります。
アクアが見落としあかねが気づいた「抜け穴」ははっきり言及されないものの、描写を踏まえると以下のようなことであると考えられます。
- 異母兄弟の母親が別の男と子供を設けていた可能性
- 複数の死を裏で操っている黒幕の可能性
以下、詳しく見ていきます。
シーンの解説
自分の人生を歩もうとするアクア
でも、どこかホッとしてる自分がいる。
やっと解放された。
これで自分の人生を歩める。
恋愛をしたり、演技に打ち込んでみるのもいい。
ようやく俺は、自由に……【推しの子】 | 第2期 第22話 自由(ABEMA)より引用
異母兄弟が姫川大輝であることは言及していないものの、自分が辿り着いた真相をあかねに話すアクア。
(まだルビーにも姫川のことは言っていませんから、このシーンでアクアがあかねに姫川のことを話しているとは考えにくいでしょう。もちろん、姫川が施設育ちであることからあかねが自力で答えに辿り着く可能性はありますが。)
あかねは「異母兄弟」や「無理心中」などの情報だけで抜け穴に気づきます。
アクアに推理力がないのではなく、「復讐をやめたいという本心」が「楽観的な決めつけ」につながっていると読み取ったあかね。
アクアに指摘をしないまま、その場を後にします。
ちなみに、「自分の人生を歩む」具体例として、「恋愛」や「演技に打ち込む」ことを挙げるアクア。
星野アイはアクアが役者、ルビーがアイドルになることに胸を躍らせながら、心からの「愛している」を言えたことに満足しながらこの世を去ります。
アクアが望む「自分の人生を歩む(恋愛をして愛を知り、演技に打ち込み役者となる)」ことは、アイが望んでいることであり、復讐はアイもアクアも望んでいない不幸なことだとわかるという意味で、このシーンは切ないなぁと思います。
あかねの推理とイメージ
抽象的な演出で言葉はないものの、明らかに姫川愛梨・姫川大輝・上原清十郎・星野アイと思しきイメージ。
そして上原清十郎と星野アイの間に、禍々しい蛇(あるいはトカゲ)のようなイメージが割って入ります。
この描写から察するに、何者かが星野アイおよび姫川愛梨と子供を設けており、上原清十郎は姫川愛梨と結婚しただけ(つまり戸籍上の父)という可能性が否定できないことをあかねは気づいています。
このため、アクアの復讐の対象、黒幕はまだ生きている可能性を考えるあかね。
そのような考えに至る中で、あかねは汗をかき動揺し、恐怖感も伴った表情となります。
もしも黒幕がいるとするならば、その黒幕は星野アイだけでなく姫川愛梨・上原清十郎の死にも関わっている可能性があります。
そうだとすれば、明らかに意図的に人を死に追いやることを繰り返しいてるサイコパスな人間がいるということになります。
あかねが激しく動揺しているのは、そういった黒幕の性質に気づいてしまったからではないでしょうか。
本編の解説
参考資料