アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
呪術廻戦「閑話(後編)」の配信
アニメ「呪術廻戦」の「閑話」とは、「渋谷事変」編に先立って放送されたこれまでのおさらい、総編集回です。
リアルタイムでは第29話「玉折」の翌週に前編が放送、さらにその翌週に後編が放送されています。
見逃し配信については同時期から「TVer」にて期間限定無料配信となっています。
(「ABEMA」などは本編を一挙無料配信で対応し、閑話は未配信となっています)
閑話は前編と後編の2つから成り、後編は虎杖・伏黒の出会いである初回から「起首雷同」編までを描きます。
閑話の解説
閑話の位置付け
呪術廻戦の閑話については、「渋谷事変」の前に虎杖達の時間軸の物語を思い出すのにちょうど良いと思います。
一般的に総編集回は退屈・つなぎ感がありますが、呪術廻戦においては確かにこのタイミングで総編集をはさむのは理に適っているなと思います。
呪術廻戦は第1期の放送後に前日譚である「呪術廻戦0」が映画化、そして期間が空いて放送された第2期は過去偏である「懐玉・玉折」編から始まります。
このため(特に原作未読だと)「渋谷事変」が始まる頃には虎杖達の物語の流れを忘れかけている人も少なくないと思います。
閑話は本作の世界観や登場人物、設定を思い出すのにちょうど良いでしょう。
閑話(後編)が網羅しているのは、具体的には第1期で扱った以下の内容になっています。
- 序章(宿儺の指を取り込む虎杖、高専への入学)
- 呪胎戴天(少年院にて特級呪霊と交戦、虎杖死亡)
- 特訓期間(真希達の登場、死亡扱いとして行動する虎杖、水面下で動く漏瑚ら
- 幼魚と逆罰(真人、順平、七海の登場)
- 交流会(京都校の登場、花御が高専に侵入)
- 起首雷同(八十八橋の任務、壊相・血塗との交戦)
閑話の内容
閑話(後編)は第1期にあたる第1話から第24話までをまとめています。
1話をだいたい30分と考えると、およそ720分(12時間)を30分にまとめたコスパの良い総集編となっています。
このため物語の大半は端折られており、いくつかのポイントに絞った構成となっています。
具体的には閑話(後編)では以下の内容がフォーカスされています。
- 虎杖と伏黒の出会いおよび、伏黒の信条
- 真人との交戦および、順平の死に伴う虎杖の激情と葛藤
- 交流会偏の概略
- 不完全な領域展開にて精神的に成長した伏黒
- 壊相・血塗との交戦を通して殺人に直面する釘崎と虎杖の心情
割合としては6割程度が第1クールまでの内容、残り4割が交流会からの第2クールとなっています。
このように、閑話は盛り上がる名シーンの切り抜き的な前編に対し、後編は虎杖や伏黒など主要人物の信条をおさらいする内容となっています。
そしてクライマックス、エンディングが流れながら夏油の「10月31日、渋谷。五条悟の封印のために、利用できるものは温存する」というセリフが入り、渋谷事変へつながるような演出となっています。
前後のあらすじ
参考資料