伏黒甚爾の最期(死亡シーン)|呪術廻戦 第28話「懐玉-肆-」

 アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
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伏黒甚爾の最期

 自分を肯定するために、
 いつもの自分を曲げちまった。
 その時点で負けていた。

 それは捨てたろ……
 自分も他人も尊ぶことない、
 そういう生き方を選んだだんだろうが。

呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第28話 懐玉-肆-(ABEMA)より引用

 覚醒した五条の前に敗北し、最期を迎えた伏黒甚爾。

 呪術界のエリートの家に生まれながら、呪術を使えなかった彼の葛藤やコンプレックス、泥臭さが見える切ない最期となっています。



解説

違和感を感じる甚爾

 全て、問題なし!
 …… 違和感……
 違和感……
 いや、これでいい!

呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第28話 懐玉-肆-(ABEMA)より引用

 己の信条や強化された知覚で確かに違和感を感じながらも、五条に挑む甚爾。

 甚爾らしくない真っ向勝負が、敗北のフラグとなっています。


茈を受ける甚爾

 タダ働きなんてごめんだね。
 いつもの俺ならそう言ってトンズラこいた。
 だが、目の前には覚醒した無下限呪術の使い手。
 おそらく現代最強となった術師。

 否定したくなった。
 ねじ伏せてみたくなった。
 俺を否定した禪院家、呪術界、その頂点を。

 自分を肯定するために、
 いつもの自分を曲げちまった。
 その時点で負けていた。

 それは捨てたろ……
 自分も他人も尊ぶことない、
 そういう生き方を選んだだんだろうが。

呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第28話 懐玉-肆-(ABEMA)より引用

 暗殺やギャンブルなど、甚爾はクズ野郎ですが最期のこの言葉に甚爾の人生のしんどさのようなものがうかがえます。

 天与呪縛による強靭な身体で十分に強い甚爾ですが、呪術が使えないという理由で禪院家からは冷遇されます。

 運命が違えば、もっと違う生き方があったのではないかと思わずにはいられなシーンです。


甚爾の最期の言葉

五条「最期に言い残すことはあるか?」

甚爾「ねぇよ。
 …… 2,3年もしたら、
 俺のガキが禪院家に売られる。
 好きにしろ」

呪術廻戦 | 第2期 懐玉・玉折 第28話 懐玉-肆-(ABEMA)より引用

 「ねぇよ」と言った直後に言葉を言い残す甚爾。

 自分の人生に関して言い残す言葉はないのかもしれませんが、我が子のことを言及するあたりに甚爾のいい意味での泥臭さがあるなぁと思います。

 そしてこれも唐突に思い出すのではなく、夏油との戦いで一旦忘れていた我が子のことを思い出し、それを踏まえてこのシーンがある点がいい演出です。



本編の解説

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参考資料

 
 

 
 

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