アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
イシュヴァールでのマスタングの名言
下のものがさらに下を守る。
小さな人間なりに、そのくらいはできるはずだ。「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode10」(Abema TV)より引用
第10話にて描かれるイシュヴァール殲滅戦の回想シーン。
マスタングは理不尽な軍の在り方を変えるため、上(大総統)を目指すことを決意します。
このときのマスタングの決意と言葉は後のホーエンハイムの夢オチ回(第27話)でも引用され、ハガレンにおける「人間は弱いけれど強くなろうと立ち上がることができる」ということを象徴するセリフの1つとなっています。
シーンの解説
イシュヴァールの悲劇
イシュヴァール殲滅戦はその残酷さ・理不尽さから、アメストリス軍側も多くの兵士が精神的に追い詰められることとなります。
キンブリーなど一部の人間を除き、多くの兵士は精神的に疲弊し、感情が閉ざされた目でただ任務を遂行していきます。
マスタングも同様でしたが、士官学校時代の同期と争うことになった巡り合わせが決定打となり、完全に参ってしまいます。
鬱状態と言えるほどふさぎ込んでしまいますが、ヒューズの声掛けによってなんとか正気を取り戻します。
以後は、このような戦争を起こす国のやり方に強い疑問を持つようになります。
マスタングの決意
一人の力など、たかが知れている。
ならば私は自分で守れるだけ、ほんのわずかでいい。大切なものを守ろう。
下のものがさらに下を守る。
小さな人間なりに、そのくらいはできるはずだ。あそこはさぞかし気分はいいだろうな。ヒューズ。
だが、私一人の力であそこに上り詰めることはできない。
その自信が、ある。「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode10」(Abema TV)より引用
そしてイシュヴァール殲滅戦が終了したそのとき、マスタングは自分の思いを言葉にし、その決意にヒューズはついていくことになります。
本編
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索