アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のページです。
一部ネタバレも含みますのでご了承ください。
「約束の日」の伝言
「約束の日」とは、お父様(フラスコの中の小人ホムンクルス)が国土錬成陣を発動するための皆既日食の日を指します。
このため約束の日は国および地球の命運がかかった重要な日になるわけですが、
約束の日の存在は第45話にて、暗号のような伝言で主要人物達に知れ渡ります。
解説
約束の日を知ったホーエンハイム
国中の人々の命を使って賢者の石を作る国土錬成陣。
ホムンクルスの企みを知ったホーエンハイムはそれを阻止するため旅に出ます。
自身の魂と対話しながら、国土錬成陣のカウンターとなる「逆転の錬成陣」を準備します。
そして時は流れ本編の時間軸である第42話。
ホーエンハイムはプライドを通してホムンクルスに宣戦布告を行います。
約束の日を知るエルリック兄弟
その後リオールでホーエンハイムはアルと再会。
すぐに国土錬成陣を破壊しようとするアルに対し、自身の作戦を話すホーエンハイム。
アルはホーエンハイムを通して約束の日を知ることになります。
アルと別行動をとっていたエドはリンから約束の日を知らされます。
一時的に身体の主導権を取り戻したリンは、グリードの持っていた情報をエドに伝えます。
約束の日を知るマスタング達
そしてアルをスタートに主要人物達への約束の日の伝言が始まります。
まずアルはイズミ達に店を通して伝言を。
イズミは単身でブリッグズに乗り込み、マイルズ達に伝言を伝えます。
ブリッグズはグラマンへ伝言し、ここからマスタング達に情報が流れていきます。
グラマンはリザと同期であるレベッカに伝言を頼みます。
友人同士のお茶会を装い接触するレベッカとリザ。
どこでホムンクルスが聞いているかわからないので、レベッカはハヤテ号の首輪にメモをそっとはさみます。
そして別れ際にハボックの名前を不自然に出し、暗に伝言を運んでほしいことをリザに示します。
リザもレベッカと同様に伝言の内容を直接口に出すことは避けます。
特にリザはプライドの監視下にありマスタングとの接触が難しいからです。
リザはハボックに見舞いの品としてメモが入ったタバコを渡します。
さらにリザは別れ際に「レベッカも心配してたわよ」とハボックに言います。
これによりリザは、自分の伝言の背景にはレベッカがいること、つまりその上司であるグラマンが味方であることを暗に伝えます。
そしてハボックはマスタングに煙草を一本勧めるかたちを装って、マスタングにメモを渡します。
こうして情報を迂回させホムンクルス達に怪しまれないようにしながら、マスタングとグラマンが共闘する流れとなります。
本編
参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索