アニメ「呪術廻戦」に関するページです。
ネタバレをやや含みますのでご了承ください。
渾とは?
「渾(こん)」とは、伏黒の式神の1つです。
玉犬の白と黒の力が合わさった渾は高い戦闘能力を持ち、その攻撃力とスピードは特級呪霊とも善戦できます。
解説
十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)
影を媒介として式神を呼び出すのが、伏黒の術式である十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)です。
十種影法術は御三家・禪院家の伝統の術式であり、通常の式神と比べると強力かつ応用がきくのが特徴です。
式神の呼び出しには、その式神固有の影絵を作る必要があり、玉犬(白・黒・渾)は犬の形を両手で作ります。
玉犬
式神の中でも索敵能力に優れたのが玉犬(ぎょくけん)です。
伏黒と共に、あるいは他の呪術師のサポートを行う場面で活躍します。
玉犬には「白(しろ)」と「黒(くろ)」の2匹がいますが、特性に大きな違いはありません。
白の破壊
少年院の特級呪霊により玉犬の白は完全に破壊されてしまいます。
十種影法術の式神は完全に破壊されると二度と復活できません。
しかしながら、その式神の力を他の式神に引き継がせることは可能です。
渾の活躍
白の力を引き継いで黒が強化されることで渾が登場します。
交流会では特級である花御にも傷を負わせます。
白と黒、それぞれ単体では戦闘能力はそこまで高くなかった玉犬ですが、渾になると目に見えて強力になっています。
八十八橋の一件では、特級呪霊のスピードに対応し、伏黒を守ります。
同じく八十八橋での戦闘。
特級呪霊の体を貫く強靭な渾の爪。
破壊されてしまった「白」ですが、「黒」と共に「渾」となり戦闘で大きく貢献します。
「白・黒」が「渾」となった過程は、十種影法術の特性をよく表していると思います。
十種影法術は一度破壊された式神は使えないという不便さがあります。(極端な話、全ての式神を破壊されれば何も式神がない役立たずの術式となってしいます)
しかし敵の目線で見れば、十種影法術は式神を倒せば倒すほど(力が残りの式神に引き継がれ)もっと強い式神が出てくる術式でもあります。
これは相手にとって厄介であり、大きなプレッシャーでしょう。
この十種影法術の「後手の強さ」を「渾」の活躍はよく表していると思います。
十種影法術の式神の一覧
参考資料