「鋼の錬金術師」アニメ1期の映画である「シャンバラを征く者」について、結末の解説です。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
「シャンバラを征く者」最終回の結末(ネタバレ)
「鋼の錬金術師」において、
原作とは異なるオリジナル展開で完結するアニメ1期。
1期は映画「シャンバラを征く者」で完結します。
結末としては
エルリック兄弟は異世界に行ってしまいます。
弟のアルフォンスは元の体になりますが、
兄のエドは手足がオートメイルのままです。
「シャンバラを征く者」とは?
ハガレンのアニメは1期と2期があります。
1期は漫画の連載途中に始まったので、アニメオリジナル展開をします。
2期はほぼ漫画を忠実に再現し、最終回も同じ展開を迎えます。
鋼の練奇術師において1期と2期はまったく別物の話になります。
そして
アニメ1期のストーリーを完結させるのが「シャンバラを征く者」です。
1期はオリジナル展開といえど非常にクオリティーが高く、「2期より1期のほうが好き」という人もいるほど世界観が完成しています。
具体的な展開
1期の最終回にて離れ離れになってしまったエルリック兄弟。
弟を助けた代償としてエドは再び手足を失い、異世界で暮らしています。
手足には父であるホーエンハイムが作った義手と義足を付けています。
エドとアルはそれぞれ兄弟が再会する方法を模索します。
錬金術の世界にいるアルと、
異世界にいるエド。
二人は錬金術の世界にて再会を果たしますが、
2つの世界を繋ぐ扉から錬金術を悪用しようと異世界の人間が押し寄せます。
人間が行き来しないようにするには、扉を壊す必要があります。
異世界側の扉を壊すため、エドは自ら異世界に行くことを決意します。
それに着いていくアル。
エドとアルは再会できましたが、異世界で暮らすことになります。
こうしてエドはウィンリィと再び離れ離れになってしまいます。
もうエドとウィンリィは再会することはできませんが、エドの手足は今回の戦いで付けてもらったウィンリィのオートメイルになります。
おわりに
エド「嫌な思い、させちまったな」
ノーア「別に。ジプシーって呼ばれてもかまわないわ。もともと、先祖がエジプトの占い師だって嘘ついたんだもの。ボヘミアン(Bohemiens)でもジタン(Gitans)でも、ツゴイネル(Tziganes)、ノマド(Nomaades)。好きなように呼べばいい」
エド「なあ、お前達は自分のこと、なんて呼ぶんだ?」
ノーア「ロマ」
エド「ロマ?」
ノーア「人間って意味」「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」より引用
エドがいる異世界(パラレルワールド)を通して、人の差別や偏見、疎外感なども描く「シャンバラを征く者」。
そういった名言も多い名作だなあと思います。