アニメ「ゾイドワイルドZERO」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
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ゾイドのおける荷電粒子砲
初代アニメの、ジェノザウラーの荷電粒子砲は今でも色褪せないかっこよさだと思います。
デスザウラーのように無双で連射する荷電粒子砲もかっこいいですが、
やはりジェノザウラーの全身を砲台にするあの不自由な感じが逆にロマンがあって心惹かれます。
しかしシリーズが進むにつれ、他の兵器同様に荷電粒子砲もあるのが当たり前でインフレしていった印象があります。
そういう意味では世界観がいったんリセットされ、再び荷電粒子砲を初登場から丁寧に描いたゾイドワイルドゼロおよびオメガレックスの功績は大きいかと思います。
第21話から25話の、
ゾイドワイルドゼロの演出と初代ゾイドおよびスラッシュゼロの共通点を見ていきます。
ゾイドワイルドゼロのオマージュ一覧
第21話「時を超えた記憶」
前傾姿勢のラプトリア。
同じ恐竜型ということで、ラプトリアの単独シーンはどこかジェノザウラーのポージングを思い出させます。
主人を待つ人形を描いた第21話。
帰るはずのない主人を待ち続けるのは、初代アニメのゴルドスと同じ演出ですね。
第22話「ファングタイガーの罠」
ブースターで高速移動するファングタイガー。
ブースターでの加速描写はシリーズお馴染みですが、ゾイドワイルドゼロでは比較的珍しい演出です。
タイガー対ライガー。
セイバータイガーとシールドライガーから続く、トラとライオンの名勝負。
滑らかに動くCGと、生き物のリアルさは、新世紀スラッシュゼロのライガーゼロとバーサークフューラーの対決を思い出します。
第23話「サリー・ランド」
研究の中でゾイド因子を浴び、自身の体が金属化したランド博士。
デスザウラーのコアと自身の体が融合したプロイツェン。
野望のために自分の体も省みない敵という点で共通する二人です。
第24話「全身兵器!オメガレックス起動!」
オメガレックス戦に向けて集結する大軍。
初代アニメの冒頭シーンで出てきたゾイドの大軍を思い出します。
オメガレックスに搭乗するメルビル。
凶暴なゾイドに乗る女性軍人という点から、(アニメではありませんが)ゾイドバトルストーリーのアンナ・ターレスとキャラが重なります。
第25話「荷電粒子砲の脅威!」
フットロック固定
↓
収束シールと展開
↓
砲身伸長
荷電粒子砲発射形態になるオメガレックス。
フットロック固定、尾の排熱機構展開、砲身伸長するジェノザウラーと同じワクワク感がありますよね。
シリーズ全体と通してみればお馴染みの、エネルギーのシールドであるEシールド。
Eシールドと呼称はされませんが、
ゾイドワイルドゼロでもエネルギーのシールドが初登場。
おわりに
ゾイドのパーツが単独で映るたび、玩具での再現をしたくなりますよね。
アニメの興奮を玩具で再体験できるのがゾイドの楽しみの1つかと思います。
ゾイドのアニメは玩具の販促番組なので当たり前ですが。
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