アニメ「ゾイドワイルドZERO」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
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ゾイドワイルドゼロのファンサービス
ゾイドワイルドゼロの監督は加戸誉夫氏で、
初代アニメである無印ゾイドと次作であるゾイド新世紀スラッシュゼロと同じ監督になります。
そのため
初代アニメと共通する演出やファンサービスがあり、これらを見つけるのもゾイドワイルドゼロの楽しみの1つかと思います。
監督が同じなので厳密には「オマージュ」ではないのかもしれませんが、
初代アニメの世界観を大切にしているという点では
ゾイドワイルドゼロは初代のゾイドを「リスペクト」した作品だと思います。
ゾイドワイルドゼロのオマージュ一覧
第1話「誕生!ビーストライガー」
ゾイドワイルドゼロのナレーションは、
初代アニメの敵、プロイツェンと同じ中の人です。
タイトルロゴはアニメシリーズ2作目にあたるスラッシュゼロを思い出させます。
アイキャッチは無印ゾイドとほぼ同じ演出です。
アングルを変えながら映るゾイドと、そのゾイドの鳴き声。
リュック隊長は、
初代アニメである無印ゾイドの主人公である「バン・フライハイト」と中の人が同じです。
主人公の少年が不思議た少女と出会うというのも原点回帰の演出。
第2話「爆砕の武器庫! バズートル」
青空を意識した演出や、勢いよくジャンプするライガーなど、オープニングも旧来のシリーズを彷彿とさせます。
ゾイドワイルドシリーズは地球が舞台ですが、
ゾイドの星である惑星Ziの存在もちらほら。
ゾイドの戦闘がメインではありますが、
武器(?)を使った主人公達の戦闘もわりとあります。
ワイヤーを使って敵ゾイドに乗り込んだバンを思い出します。
第3話「飛べないライオン」
スナイプテラの、翼で風を切る演出は旧シリーズのストームソーダーと同じ演出ですね。
第4話「ゾイド遺跡を死守せよ!」
面倒見のいい共和国軍人であるディアス中佐。
立ち位置としては初代アニメのロブ・ハーマンと重なります。
玩具ではゼンマイ式ゾイドのゼンマイを巻くパーツを兼ねた武器パーツ。
今ではお馴染みのこのパーツは、
ラプトリアと同様の小型恐竜ゾイドにあたる、レブラプターやガンスナイパーから採用されていきました。
第5話「裏切りのガトリングフォックス」
第5話はガトリングフォックスとバーン・ブラッドの初登場回です。
初代アニメである無印ゾイドの主人公は「バン・フラハイト」。
次作のゾイド新世紀スラッシュゼロの味方サイドのキャラクターは「バラッド・ハンター」。
二人の名前がなんとなく混ざり合ったバーン。
ちなみにバラッドの機体はキツネ型でステルス性能が高いシャドーフォックスでした。
おわりに
前作ゾイドワイルドも新しい試みがあって面白かったのですが、
やはり重火器を装備したゾイドの迫力ある戦闘が楽しめるゾイドワイルドゼロは好きですね。
完全につながってはいないのでしょうが、
惑星Ziの歴史を思わせる演出は特にわくわくします。