アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の解説です。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
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第27話「狭間の宴」レビュー(ネタバレ)
アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の第27話「狭間の宴」。
ホーエンハイムの夢オチ回ですね。
まだ27話の時点ではホーエンハイムの過去や周辺人物の全貌が明かされていないので共感しにくい部分もありますが、
それでも若い頃のトリシャが言った言葉は名言ですね。
ハガレンの主人公はエドですが、ハガレンはホーエンハイムの物語であるともファンの間では言われます。
ハガレンはもう一度ホーエンハイム目線で見返すととまた違って見えて感動します。
この第27話も、ストーリーを全部把握した上で見返すとまた重みが増す回だと思います。
全体のあらすじ
どこかの村の祭り。それを見つめるホーエンハイムに一人の若い女が酒を持ってやってくる。彼女の名前はピナコ・ロックベル。酒を飲みながらピナコはホーエンハイムと、この国の在り方やエドたちの旅路について話し出す。祭りもたけなわとなった頃、ホーエンハイムの前に現れる一人の少女。そしてホーエンハイムそっくりの男の存在。彼らを取り巻く世界がおかしく歪んでいき…。
TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイトより引用
各シーンの振り返り(解説や考察)
夜の宴と若いピナコ
どこかの村の祭り、と思いきや若い頃のピナコが登場します。
ホーエンハイムが回想の中で自問自答していることがわかります。
もう一人のホーエンハイムと苦悩
ポジティブな言葉を発するピナコに対して悲観的なもう一人のホーエンハイム。
このもう一人のホーエンハイムは、ホーエンハイム自身の迷いや不安の表れですね。
トリシャの言葉
変わるよ。変えられるよ、きっと。
私達、確かに弱いけど、でもだからこそ強くなろうって頑張れる。
あなたには無駄に思える歩みでも、その都度、何かを確実に積み重ねていってるものよ。だから、きっと変われる。
弱いから、死があるから、生きようってあがいて、人は強くなれるのよ。それでもまだ、あなたの心が迷うなら、思い出してみて、私達と過ごしたリゼンブルールでの日々を。
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST episode27」(Abema TV)より引用
そしてトリシャの言葉。
若い頃のトリシャですね。
ホーエンハイムから見ればトリシャは錬金術も使えないごく普通の人間。
トリシャはまさに「弱い立場の人間」なわけですが、トリシャから発せられる言葉は芯があり安心感がありある種の「強さ」を感じますね。
きっとホーエンハイムはそんなトリシャの心の強さに惹かれたのでしょうね。
思いを取り戻すホーエンハイム
トリシャの言葉により、自分には大切な人達がいて、あきらめるわけにはいかないことに気づきます。
そして眠りから覚めるホーエンハイム。
おわりに
第27話時点では写真の顔は隠れていて、この写真のくだりもハガレンにおいて感動回ですよね。
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参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索