アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の解説です。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
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第21話「愚者の前進」レビュー(ネタバレ)
アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の第21話「愚者の前進」。
スカーとエドの交戦が派手で、ハボックが下半身不随になっていたことが衝撃的な21話ですが、
個人的には
アルの魂が本物でだと判明するのが、第21話の最も大きな役割ではと。
全体のあらすじ
ホムンクルス達にとって、自分がが重要な「人柱」であるとわかったエド。
「スカーと戦い、命が危険になれば、ホムンクルスが現れる」という仮説のもとエドは自らおとりになります。
リン達とマスタング大佐の協力も得て、エドは街中で派手に人助けをしながらスカー現れるのを待ちます。
各シーンの振り返り(解説や考察)
アルの魂は本物
前回の父との再会から、
エド達が人体練成したものが母親ではないとわかったエド。
このことから、
死んだ人間の人体練成、つまり無から有を生み出すことはできないことを悟ります。
また、
エドが知らない兄弟の記憶をアルが知っていることから、
鎧に定着した魂は、エドが自身の記憶から作りだした作り物ではなく、間違いなくアル本人の魂であることがわかります。
この2つの事実から、
死んだ人間を練成することはできないけれど、扉の向こうに連れて行かれた人体や魂は、相応の代償を払えば取り戻せるという可能性に気づきます。
「自分達の身体を取り戻す」という目標は当初と変わりませんが、
取り戻したいものが「死んだり失われたもの」なのか「扉の向こうに持って行かれただけのもの」なのか分けて考えるという知見を得たのは大きいです。
下半身不随のハボック
ラストとの戦闘で下半身不随になったハボック。
作戦から一時身を引きます。
スカーVSエルリック兄弟
そして作戦通りスカーが現れ、それにつられてホムンクルスのグラトニーが現れます。
おわりに
以前はスカーに手も足も出なかったエルリック兄弟。
スカーの力がネタバレしていることや、アルも手合わせ練成ができるようになったことで、2人がスカーといい勝負なことも不自然ではないですね。
こういう力のインフレが起きてないのも鋼の錬金術師の魅力なのかなあと。
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参考資料
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST STORY』(TVアニメ「鋼の錬金術師」公式サイト)2021年7月25日検索