アニメ「女子高生の無駄づかい」に関する解説ページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
【目次】 [close]
リリィがいると場の進行がさばける
個性豊かな女子高生達の日常を描くギャグ漫画「女子高生の無駄づかい」。
そんな「女子高生の無駄づかい」において、
名前がそのままあだ名になっている唯一のキャラ「リリィ」。
基本はツッコミ役ですが、
リリィのツッコミはヲタのそれとまたテンポが違うというか、適度に押しもあってさばける印象なので、見ていて楽しいです。
「リリィ」染谷リリィ(そめや リリィ)とは?
作中の立ち位置
作中最強クラスの美人。
ハーフの転校生。
基本はツッコミ役ですが、「女の子好き」ネタでボケになることもしばしば。
特定のグループに属することはないですが、
マジメと一緒にいることが多いです。
容姿
ハーフでスタイルのいい美人さん。
日本で育ったので英語は話せないそうですが。
クラスの誰もが認める美人で、
ヲタが「何この格差社会」と言うほど。
その美貌はクラスを越えて学年全体で人気のようで、
原作では進級すると今度は下級生からも羨望のまなざし。
特に、同じく長身でスタイルのいいマジメと一緒にいるとこのコンビは非常に華やかに周囲に映るようで、アイドル的な扱いを受けてます。
性格
マジメとよく一緒にいるけれど、性格は対照的な2人。
マジメが自覚のないモテ女子である一方で、
リリィは意図的にモテるように演じるあざとさがあります。
クラスのいざこざを避けるため特定のグループに所属せず、一方で自分の評価を上げるために打算的に人と仲良くします。
その観察眼は転校して早々にクラスのカーストを見抜けるほど。
マジメがロボを好きなこと、そのためにバカを観察していることなどもすぐに見抜きました。
そんな油断ならないリリィですが、
人間関係を打算的に行いはしますが、誰かを貶めたりするわけではなく基本はいい人です。
優れた容姿であるため男性に言いよられることも多く、
幼少期に変質者に遭遇した過去があるリリィ。
それがきっかけで男性恐怖症となっています。
男性に触れると蕁麻疹が出るらしく、
また、女性ではあるもののなぜかバカにも蕁麻疹が出るリリィw
男性恐怖症の反動か、女の子が大好き。
さらにそういった嗜好を包み隠さないのでクラスでは「変わった人」認定されています。
各話での登場シーン
第1話「すごい」~第4話「まじめ」
転校生ということで、メイン回となる第5話以前は未登場。
登場シーンはオープニングとエンディングのみ。
第5話「りりぃ」
そして第5話で初登場。
予告でバカ・ヲタ・ロボから「テコ入れ」という仮のあだ名が出てたのは笑いますww
第6話「まじょ」
第5話のメイン回にてやっと登場したリリィですが、
特定のグループに属していないキャラの性質上、他のキャラが前面に出ると出番が減りがち。
第6話はマジョのメイン回。
ロリに映画鑑賞を勧め、
これがマジョとロリが映画館で出会いその後に交友を深めていくきっかけとなります。
第7話「やまい」
第7話では校歌を歌うシーンでのみ登場で、セリフはほとんどなし。
なかなか出番が少ないリリィ。
第8話「みずぎかい」
水着回。
久しぶりに出番らしい出番があるリリィ。
主要キャラがまんべんなく出ている中、リリィは比較的出番が多め。
登校日はツッコミ役、夜の学校ではロリにつき添い、ナイトプールではみんなが水着に着替えるような雰囲気にアシスト。
場面の展開に大きく貢献するリリィ。
第9話「おしゃれ」
前回に引き続き出番が多いリリィ。
ロリとマジメと共におしゃれ勉強会。
第10話「ろぼ」
第10話ではマジメの相談にのるかたちで少し登場。
マジメのロボに対する気持ちを、「うっかり言っちゃうかもよ」とからかうリリィに対し、マジメはリリィへの信頼からその心配は全くしていない様子。
リリィは打算的なところはありますが、
その打算で人を傷つけたりはしないところがいいですよね。
そこがマジメにも伝わっているところがなんか見ていてほっこりしますね。
ロリに対してもそうですが、
基本は世話焼きと言うか面倒見がいいリリィ。
第11話「ゆめ」
第11話はワセダとヲタがメインの話であるため出番はほぼなし。
セリフはなく、年始にマジメと書き初めをするシーンのみ。
おわりに
グループに属していなくても、その強烈なキャラとボケで出番が多いヤマイと異なり、
ツッコミ役に回りがちなリリィは他のキャラがメインになるとどうしても出番が減りますね。
しかしそういうグループに属していないフットワークの軽さで、いろんなキャラに絡んでくれるおもしろさはあります。
マジメいわく、バカ達の高校は4歳児程度の偏差値しかないらしく、学力的には残念な様子ですね。
しかしリリィの場合は男性恐怖症という自分の体質もあって女子高を選んだ可能性があるので、必ずしも学力は残念ではないのかもしれません。
また、容姿端麗で比較的常識人、けれど女の子大好きでそういう性癖を隠さないという、
なかなか周囲がツッコミずらいキャラのリリィ。
そんな場合によっては周りが気を遣ってしまいそうな存在のリリィに対して、
いい意味で空気を読まず周りが思っていることを本人にズバッと言ってくれるバカの存在は貴重なのかもしれません。
そういう意味で、バカとリリィはいいコンビで、
やっぱりバカは人を活かすことができる人だなあと思う今日この頃。
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