「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」についてのページです。
適宜ネタバレも含みますのでご了承ください。
カルロの結末
アニメ 爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP 第五十一話「栄光のゴールをめざして」(ミニ四駆チャンネル【コロコロ×タミヤ公式】)（youtube）より引用
ファイナルステージ最終日、カルロは豪達にバトルを仕掛け自滅してしまい大きく後退、優勝争いから離脱します。
しかしながら時間をかけたマシン調整でレースには復帰し完走。
世界グランプリ終了後、カルロはバトルレースを行っていないことがゲーム版の続編ＷＧＰ２で語られます。
解説
勝者の条件
アニメ 爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP 第四十九話「勝者の条件！」(ミニ四駆チャンネル【コロコロ×タミヤ公式】)（youtube）より引用
アニメ 爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP 第四十九話「勝者の条件！」(ミニ四駆チャンネル【コロコロ×タミヤ公式】)（youtube）より引用
第２セクション（第４９話）の勝利の高揚感から、正々堂々勝負することと手段を選ばず勝つことの間で葛藤することになるカルロ。
ミハエル「勝つだけがレースじゃない！
楽しむのもレースだよ！」アニメ 爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP 第五十話「世界一へスタート」(ミニ四駆チャンネル【コロコロ×タミヤ公式】)（youtube）より引用
そして第３セクション。
葛藤するカルロと対照的に、迷いなくミニ四駆を楽しんで走らせている豪とミハエル。
２人の様子がカルロから見れば「恵まれた境遇の人間が言う綺麗事」に聞こえてしまいます。
アディオダンツァを放つカルロ
（どいつもこいつも腑抜けたことぬかしやがって。
勝負は勝つことが全てだ）「潰せ！
ディオスパーダ！」アニメ 爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP 第五十一話「栄光のゴールをめざして」(ミニ四駆チャンネル【コロコロ×タミヤ公式】)（youtube）より引用
純粋でまっすぐな豪とミハエルに苛立ちを隠せないカルロ。
ベルクカイザーにアディオダンツァを放ちますがビートマグナムが割って入り回避。
ディオスパーダは壁にぶつかりトラブルを起こしてしまいます。
これによってディオスパーダは大きくタイムロスをし、優勝争いから離脱します。
その後のファイターの実況でリタイヤ選手に含まれていないことから、カルロがレースに復帰したことが間接的にわかります。
「リタイヤなんて三流のすることと」と以前言っていたカルロは、そのプライドからか執念の復旧作業。
ジュリオ達以上に大きく遅れはするものの、レースには復帰し完走を果たします。
カルロの自滅と完走
アニメ 爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP 第五十一話「栄光のゴールをめざして」(ミニ四駆チャンネル【コロコロ×タミヤ公式】)（youtube）より引用
バトルレースを行った選手は最終戦でリタイヤするというのは無印編から続くレッツ＆ゴーの示唆的な展開と言えます。
カルロの場合も明確なリタイヤではないものの、明らかに優勝争いの戦線離脱となってしまいます。
しかしながら、これはカルロにとって良かったのかもしれません。
カルロは第２セクションで「純粋な勝利」を、第３セクションでの「バトルレースでの敗北」を経験し、非常にわかりやすい教訓を得ることができました。
これでカルロは「自分がバトルレースをしないこと」を肯定でき、カルロは救われたとも言えます。
おそらくこの第３セクション、バトルをして勝利したり（たとえ勝てなくても）接戦すれば、カルロの中で「やはりバトルは必要だ」という感覚を拭うことができなかったでしょう。
逆にバトルをせずに負けてしまえば「やはりバトルが必要だ」となるでしょうし、勝てば今回のような葛藤が続くことになるでしょう。
今回の自滅はそういった迷いを断ち切ることに大きく貢献したと言えます。
カルロのその後
本編解説
補足記事
