ゾイドに関するページです。
ネタバレも含みますのでご了承ください。
ゾイドのキャラの顔の模様
初代アニメなど旧来のゾイドのアニメでは、登場人物の顔に模様があることが多々あります。
ゾイドのキャラの顔の模様は、体内の金属物質が浮き出たものです。
解説
ゾイドの世界観の設定
ゾイドの世界観の設定は、漫画やアニメなど作品によって微妙に異なります。
その中でも比較的詳細に設定が描写されているのが、誌面展開であったゾイドバトルストーリーをはじめとする旧来の世界観でしょう。
ゾイドは金属物質が豊富な惑星Ziの生き物であり、そこに住む人類であったゾイド人達は地球人よりも体内に金属物質を多く含んでいたとされています。
この純粋な惑星Zi人であるゾイド人が、古代ゾイド人であるフィーネ達よりはるか古代の人類と考えられます。
ゾイド人は身の危険を感じると皮膚を金属のような硬さに硬化できる力を持っていました。
このような点からも、ゾイド人はある意味でゾイドの星である惑星Ziらしい生物であったと言えます。
惑星Zi人と地球人との交配
惑星Ziの科学技術は、地球人の来訪により飛躍的に発展します。
これにより人々が搭乗するゾイドの基本形が誕生します。
さらに惑星Zi人と地球人は偶然にも交配が可能でした(このあたりはゾイドによくあるトンデモ設定、雑な世界観と言えます)。
これにより惑星Zi人と地球人は混ざり合いながら繁栄していきます。
こうして2つの人類のハーフが生まれていく中で、徐々にゾイド人固有の性質は失われていきます。
身体硬化の機能は失われ、体内の金属物質も薄まっていきます。
しかしながらそもそも惑星に金属物質が多い点、ゾイド人の名残りがある点から、惑星Ziの人間は部分的に金属物質が浮き出すこととなります。
これが初代アニメをはじめとしたゾイドのキャラ達の顔の模様です。
ちなみに、文化的な意味合いでタトゥーを入れている者もおり、惑星Ziに住む人間の顔の模様全てが金属物質かといえばそうではありません。
顔の模様が消えた2作目
補足ですが、2作目であるゾイド新世紀スラッシュゼロでは登場人物達に顔の模様がなく、よりゾイド人の血が希薄になっている設定が読み取れます。
令和の作品であるゾイドワイルドでも同様に顔の模様はありません。
個人的には金属生命体であるゾイドと共生する象徴のようにも思えるので、登場人物達の顔に模様がないことは少し寂しさを覚えます。
完全に邪推ですが、コンプライアンスの厳しい昨今ではタトゥーのように見える顔の模様の演出ははばかられるのでしょうか・・・